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JIS Z 2305: 2013 によるJSNDI非破壊検査資格認証制度の変更点について

日本の非破壊検査資格認証制度である、JIS Z 2305:2001がISO 9712: 2012の改正に従い、JIS Z 2305:2013として改正されました。JIS Z 2305:2013による非破壊検査資格認証制度は何点か変更されたため、新規資格申請と再認証申請に注意をする必要があります。
JIS Z 2305:2013による変更点を下にまとめました。新規資格取得を目指す方と資格保有者の方は一読し、受験申請、訓練と受験内容の変更点について事前に把握していただく必要があります。申請時受験資格要件を満たさない、または試験内容の変更により保有する資格を失うなどのリスクを防ぐ意味があると考えております。

JIS Z 2305:2001 とJIS Z 2305:2013の主な相違点

No.項目JIS Z 2305:2001JIS Z 2305:2013
1適用範囲NDT方法:RT, UT, MT, PT, ET, SMNDT 方法:AT, TT, LT, VTを追加;SMをSTに変更
2引用規格-JIS Q 17024
3対象工業分野(資格証明書に記載)マルチセクター(材料、溶接、構造物)供用前・供用期間中検査(製造を含む)
4訓練用シラバスレベル1,2に対するガイダンスあり、レベル3は自己学習のみ各NDT方法、各レベルに具体化したシラバスを含めた訓練を規定
5訓練時間新規認証受験申請時、レベル1,2に対する最低訓練時間を規定新規認証受験申請時、レベル1、2、3の訓練時間を規定、尚且つ義務となった
6訓練証明書レベル1,2に対して、新規認証受験申請時、訓練記録を提出レベル1,2,3に対する訓練記録と訓練実施記録集計表を提出
7訓練証明書の提出時期新規認証受験申請時に訓練証明書を提出レベル1,2,3に対する新規認証の受験申請時に訓練実施記録と訓練実施記録集計表を提出(レベル3を含む)
8視力証明書医師または雇用主の署名入りの文書を提出雇用主の署名入りの視力証明する文書を提出
9近方視力Times Roman N 6またはそれに相当する文字を読める視力が必要Jaeger number 1,Times Roman N 4.5またはそれに相当する文字を読める視力が必要
10色覚雇用主の指定するNDT方法で使われる色彩間のコントラストを見分けて識別雇用主の指定するNDT方法で使われる色彩またはグレイスケール(灰色の濃淡)間のコントラストを見分けて識別
11近方視力を証明する文書の提出時期新規認証,更新,再認証の各申請時新規試験,再試験、更新,再認証の各申請時
12色覚を証明する文書の提出時期新規認証,更新,再認証の各申請時新規試験の申請時のみ
13レベル1, 2, 3の試験合格点80%70%
14レベル1,2,3の新規試験の再試験受験回数及び受験期間1回 (初めに受験した資格試験の後,30日以上2年以内)2回 (次回及び次々回に行われる試験時新規再試験として受験)
15新規・再認証試験の試験体数RT1 (1体撮影)
RT2 (1体撮影+フィルム解釈)
UT・MT・PT・ET:2体
SM1:1体
SM2:2体
RT1 (2体撮影)
RT2 (2体撮影+24枚のフィルム解釈)
UT・MT・PT・ET: 3体
ST1:1体
ST2:2体
16再認証受験申請申請表のみを提出資格継続調査表、近方視力証明書の提出 (レベル3の場合は実技能力証明またはレベル2資格の維持が必要)
17レベル1,2の再認証試験の内容筆記試験実技試験(レベル2の場合は指示書の作成も含む)
18再認証試験回数資格発効日から10年後の有効期限の2年前から半年まで4回受験できる資格発効日から10年後の有効期限の半年前に1回のみ受験できる
19再認証再試験の受験回数及び受験期間なし2回 (試験後約6ヶ月の間に)

 

産業事業本部 白坂四郎