DOSH(Department of Occupational Safety and Health, in Ministry of Manpower, Malaysia:マレーシア向け圧力容器の検査)
DOSH(マレーシア向け圧力容器の検査)~概要
OCCUPATIONAL SAFETY AND HEALTH ACT 1994 (LAW OF MALAYSIA Act 514)およびActA1648:OCCUPATIONAL SAFETY AND HEALTH (AMENDMENT) ACT 2022に基づく検査です。
このACTの下にはさまざまなRegulations and Rulesが制定されています。
マレーシアに輸入される全てのスチームボイラー※1および圧力容器※2のオーナーまたは輸入者は、“Factories and Machinery(Steam Boiler and Unfired Pressure Vessel)Regulations, 1970”に基づき、マレーシア当局から承認を得ている検査機関(Inspecting Authority)が発行する所定の証明書(Fifth Schedule)を、管轄の当局(Chief Inspector)に提出することが求められています※3。
ビューローベリタスは、同Regulationで承認された検査機関(Inspecting Authority)として必要な検査を行い、所定の証明書(Fifth Schedule)を発行するサービスを提供しています。
蒸気ボイラーおよび圧力容器の登録と検査の流れ
(*1) スチームボイラー:密閉容器で大気圧以上の圧力の蒸気を発生させるもの。
これにはエコノマイザー(節炭器)、スーパーヒータも含まれ、これに接続されている配管・継手も対象となります。
(*2) 火なし圧力容器:ガス(種類は問わず)、混合ガスを大気圧以上の圧力で貯蔵する密閉容器を指します。
また、蒸気ボイラーの外部に接続されている蒸気容器、および液体あるいはガスまたはその両方により加圧されている容器、および当該容器の内部圧力が大気圧に満たない容器も含みます。但しガスシリンダーは除きます。
(*3) 申請に当たってはまず図面承認(強度計算書、全体図他)が必要です。
図面承認後要求されている実機検査を行い(耐圧試験等)、合格すると所定のThird Party Inspection Agency(TPIA)よりCertificate of Inspection Authority(Fifth Schedule)が発行され、その証明書を当局に提出する必要があります。マレーシア現地に機器がインスレーションされた後、DOSH当局の検査員(Chief Inspector)による所定の検査(耐圧試験等)を受検し、合格となるとCertificate of Hydrostatic Test of A Steam Boiler/Unfired Pressure Vessel(Sixth Schedule)がDOSH当局より発行されプラントの使用開始許可を得ることとなります。
これら証明書をマレーシア当局に提出する必要があります。
DOSH(マレーシア向け圧力容器の検査)~スムーズな証明書取得のための注意点
設計図書が揃っていなかった、要求事項を満たしていなかった、手順の認識を誤っていた、などのために、製作工程に大きな影響が出た事例が多く見られます。
絶対に押さえていただきたい重要ポイントは下記のとおりです。スムーズな証明書取得のためにぜひご活用ください。
DOSH認証にあたり注意する重点事項チェックシート(163KB)
| 1. | 設計規格(ASME or BSI)を確認していますか (*1) |
| 2. | 材料規格(ASME or BSI)を確認していますか (*1) |
| 3. | 設計図書は揃っていますか 3.1 強度計算書 3.2 WPS/PQR 3.3 Drawing(強度計算書の記載事項を確認できるもの) 3.4 Name Plate Drawing 3.5 検査計画書(Inspection & Test Plan – 検査項目の確定) 3.6 検査要領書 |
| 4. | Name Plateの記載要求事項を確認していますか 4.1 Manufacturer name & address 4.2 Serial number 4.3 Design Pressure 4.4 Design Code 4.5 Hydrostatic Test Pressure 4.6 Date of Hydrostatic Test |
| 5. | 耐圧試験圧力を確認していますか ・100 psig以下はDesign Pressure x 2、100psigを超える場合はDesign Pressure x 1.5 + 50psigでの試験要求あり |
| 6. | 機器の内径(inch.) x Design Pressure(psi)が3000以下ですか ・3000以下の場合、第三者検査機関(DOSHの認定検査会社)の評価は不要 (社内検査を行いその検査記録を残す必要あり) |
| 7. | 機器製作は、第三者検査機関による設計図書類の承認を受けた後でないと開始できません ・承認前に製作を開始した場合は、証明書の発行を受けられません |
| 8. | 検査計画書(検査項目リスト)には下記検査項目が含まれていますか 8.1 材料確認(*2) 8.5 非破壊検査 8.2 開先検査 8.6 外観検査 8.3 Fit-up 検査 8.7 寸法検査 8.4 溶接検査 8.8 耐圧検査 |
| 9. | 耐圧試験合格後、 ・Name Plateに第三者検査機関の刻印がなされていますか ・証明書の発行を受けていますか |
(*1) ASMEまたはBSI規格以外の規格(例えばJIS)を使用する場合は、設計開始前にDOSH当局による事前承認を得ることが必要
(*2) 組立後に材料確認ができない場合は、材料・部品の製造中に材料確認を実施
DOSH~検査概算見積り依頼書
検査概算見積り依頼書にご記入のうえ、メールに添付してお送りください。
概算見積り金額に加えて、ご要望に応じて、具体的な検査フローや想定スケジュール、実績例(過去プロジェクトのコスト、スケジュール)などをお知らせします。
送付先:ビューローベリタスジャパン株式会社 産業事業本部
salesind.yok@bureauveritas.com
お問い合わせ
ビューローベリタスジャパン株式会社 産業事業本部
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