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サプライチェーンの持続可能性:ISO 20400と責任ある調達~Scope 3排出量管理につながる、調達活動の考え方~(BV MAGAZINE 05 AUGUST 2026)

2026-08-05

企業のサステナビリティへの取り組みは、自社の事業活動だけで完結するものではありません。原材料や部品の調達、製造委託、物流、販売、製品の使用・廃棄など、サプライチェーン全体を通じて、環境、人権、労働、安全衛生、倫理などの課題が発生します。
近年は、取引先における温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出、人権侵害、法令違反、原材料のトレーサビリティ不足などが、自社の事業継続やレピュテーション、顧客との取引に影響を及ぼす経営課題となっています。価格、品質、納期だけでなく、環境・社会・経済の観点を考慮する「責任ある調達」が求められています。

こうした責任ある調達を、組織の方針と日常の調達プロセスへ組み込むための国際的なガイダンスが「ISO 20400(持続可能な調達に関する手引)」です。ISO 20400は、組織の規模や業種にかかわらず、ISO 26000で示されるサステナビリティの考え方を調達へ統合するための指針を提供します。2017年4月に発行され、2023年の定期見直しで現行版として発行されています。

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