ビューローベリタス、丸住製紙大江工場へ、パルプ工場として世界初のISCC-CORSIA認証を発行

ビューローベリタス（本社：フランス）は、丸住製紙株式会社の大江工場（愛媛県四国中央市）へ、国際航空分野における持続可能性認証スキームに基づくISCC-CORSIA認証（以下、本認証）を発行しました。本認証は、NEDOの助成事業「パルプからの国産SAFの一貫生産およびサプライチェーン構築実証事業」において取得されたもので、パルプ工場として認証を取得した世界初の事例となります。

ビューローベリタスグループではビューローベリタスポーランドがISCC（International Sustainability & Carbon Certification）より認定を受けており、グローバルで、認証を展開しています。
日本においてはビューローベリタスジャパン株式会社が窓口となり、日本人審査員による審査など日本語で対応しております。

■背景と認証概要

今回、丸住製紙株式会社は、三友プラントサービスおよびBiomaterial in Tokyoと合同で進めている「バイオジェット燃料生産技術開発事業」において、持続可能な航空燃料（SAF:Sustainable Aviation Fuel）の原料となるパルプの供給元である丸住製紙のパルプ工場が本認証を取得しました。パルプ工場として登録された世界初の認証かつ、SAF製造に関わる工程の一部として日本初の生産拠点認証^※となります。

これは、「持続可能な航空燃料（SAF）の導入促進に向けた官民協議会」から支援を受けるパイロット事業の活動として初めての事例となります。

※パルプ工場として登録された世界初の認証かつ、SAF製造に関わる工程の一部として日本初の生産拠点認証SCSであるISCCとRSB（Roundtable on Sustainable Biomaterials）を管理する団体のウェブサイトの情報より（2024年8月20日現在）

参照サイト
NEDO（国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構）ニュース
丸住製紙株式会社 ニュースリリース
三友プラントサービス株式会社　ニュース
株式会社 Biomaterial in Tokyo ニュース
 

ビューローベリタスはISCCより認定を受けた認証機関として、同社に対し本認証を発行しました。

■ISCC-CORSIA認証とは

国際航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム“CORSIA”のオフセット要件を満たす持続可能な航空燃料（SAF:Sustainable Aviation Fuel）をCORSIA適合燃料として証明できます。
ISCCが認定している認証機関により第三者適合性評価により認証書が発行されます。

ビューローベリタスグループはポーランドにて認定を受けており、グローバルで展開しています。日本ではビューローベリタスジャパンをローカル拠点としており、ジャパンとの契約および日本語での各種対応が可能です。

【ビューローベリタス　業務ご案内】
ISCC PLUS／EU／CORSIA認証（国際持続可能性カーボン認証）