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ISCC PLUS/EU/CORSIA認証
(国際持続可能性カーボン認証)

循環型経済を進め環境への影響を減らすために、企業は石油由来の材料の削減を求められています。市場からリサイクル原材料や植物由来のプラスチック使用の期待が高まるにつれて、組織はサプライチェーンで持続可能性に配慮する必要が出てきました。

循環型経済では、製品とそのパッケージに含まれるリサイクル原材料の含有量が多いことと同時に、持続可能であることを証明することが重要です。世界各国の法令は、プラスチックのリサイクルと廃材や残渣の使用について高い目標を設定し、持続可能性に関する目標を達成した企業に税制上の優遇措置を適用しています。

ISCCとは

持続可能性カーボン認証ISCCは、世界各国の業界団体、シンクタンク、NGOなどのマルチステークホルダーによって、オープンなプロセスで開発されたバイオマスやリサイクル原材料の持続可能性認証プログラムです。

ISCCが保証する主要なポイント

ISCC認証では、持続可能な原材料の利用と透明性のあるサプライチェーン管理を確保するため、以下の3点を中心に確認・検証を行います。

原材料生産におけるサステナビリティの保証環境保全、生物多様性、労働環境への配慮など、持続可能な生産方法が実施されていることを第三者機関が確認します。
サプライチェーンにおけるトレーサビリティの確保原材料の調達から最終製品まで、一貫して追跡できる管理体制が構築されていることを保証します。
温室効果ガス(GHG)排出削減量の検証適用される認証スキームに応じ、GHG排出削減量が基準を満たしているかを評価・検証します。

ISCC認証が求めるおもな取り組み

区分要求される取り組み内容
環境・土地利用・高炭素貯蔵地域(森林・湿地等)の新規開発を行わない土地管理を実施すること
・生態系の保全、水資源・大気への負荷低減など、環境影響を最小化する運用を行うこと
労働環境・人権・労働者の安全確保、健康管理など、職場のリスク低減措置を講じること
・強制労働・児童労働を排除し、人権尊重および労働者の基本的権利を保護すること
法令遵守・社会的責任・事業地域の法規制や国際条約を遵守した運営を行うこと
・土地利用権や地域コミュニティとの関係において透明性のある管理を行うこと
運営管理(マネジメント)・手順書、記録、内部監査など、継続的改善を前提とした管理体制を構築すること
・生産から出荷までの情報を正確に管理し、サプライチェーン全体で追跡可能な状態を維持すること
GHG排出管理(該当するスキームの場合)・製品・原材料のGHG排出量を把握し、削減取り組みを行うこと
・排出量算定の結果を基準に照らし合わせ、必要に応じて審査機関へ提示すること

 

ISCCのマスバランス方式について

マスバランス方式とは

ISCC認証で広く利用される「マスバランス方式」は、バイオ由来原料やリサイクル原料などの持続可能な資源を、通常の原料と同じ生産ラインで取り扱う際に採用される管理手法です。
原料投入量と製品としての割当量を体系的に管理することで、持続可能な資源がどの程度製品に付加されているかを定量的に把握・証明できる点が特徴です。

ISCCにおけるマスバランス方式の役割

  • 持続可能資源の導入を促進
    バイオ原料やリサイクル原料を既存設備で効率的に製造工程へ組み込むことができ、持続可能材料の導入を進めやすくします。
  • 供給チェーン全体で一貫した管理
    ISCC認証では、サプライチェーン上の各拠点が認証取得することで、持続可能な資源が確実に管理され、追跡可能な状態を維持できます。
  • 国際規制・市場要求への対応
    欧州を中心に、再生原料・バイオ原料の利用率を高める規制が強まっており、マスバランス方式はそれらの要件に対応する上で重要な仕組みとして扱われています。

企業がマスバランス方式を採用するメリット

  • 設備変更コストを抑えた導入が可能
  • 認証に基づく透明性の高い情報提供が可能
     

ISCC認証の種類

認証種類主な対象範囲・対象原料特徴・ポイント
ISCC PLUS・EU域外を含む幅広い製品(食品、飼料、化学品、包装材など)
・バイオ原料、リサイクル原料、バイオサーキュラー原料 等
・最も自由度の高いスキームで、RED IIの規制対象外市場に適用  廃棄物由来原料やリサイクル原料の利用を証明可能
・サプライチェーン全体のトレーサビリティを確保し、企業の持続可能性を対外的に示せる認証として広く普及
ISCC EU・EU域内のバイオ燃料市場
・農業・森林バイオマス、廃棄物・残渣 等
・EU再生可能エネルギー指令(RED II)に準拠
・GHG排出削減率や土地利用要件など、厳格な法的基準に従う必要がある認証スキーム
ISCC CORSIA・国際航空向けSAF(持続可能な航空燃料)
・農林業残渣、廃棄物等からの原料
・ICAOのCORSIA(国際航空のカーボンオフセット・削減制度)に対応
・CORSIA適格燃料(CEF)として認証し、航空業界のGHG削減に貢献する制度

認証取得にかかる費用

ISCC認証取得にかかる費用は、組織の規模と事業の複雑さにより異なります。
お問い合わせください。

ISCC PLUS/EU/CORSIA認証取得までの流れ

1.お問い合わせ

2.お見積書提出

「審査規格」「対象サイト数」「サイトの機能」などによってお見積書を作成いたします。
 ※ご希望により、事前に予備審査(オプション)も可能です。(別途お見積)

3.ご契約

  • ISCCのシステムにユーザー登録
    登録申請書をもとにISCCはシステムにユーザー登録を行いなます。
    登録完了後、電子メール(CC: 認証機関)でISCC登録番号(ISCC-Reg-xxxxx)の通知があります。
  • 審査日程の調整

4.審査

認証機関の審査員は、ISCC審査手順に基づきISCC要求事項への適合状況を検証します。
ISCC審査手順とチェックリストは、組織が審査の準備を行う際にも使用できます。
日本のお客様には、日本人審査員による日本語での審査が可能です。

5.認証書の発行

すべての ISCC要求事項への適合が確認できると、認証書の発行が可能になります。
認証書を認証組織へ送付します。

6.ISCCによる認証関連書類の検証

審査文書に未記入の箇所がある、もしくは間違いが含まれている場合、ISCCよりビューローベリタスへ問い合わせがあります。

7.ウェブサイトでISCC認証書を開示

ISCCによる審査手順のレビュー後、ISCC ウェブサイトに認証組織に関する情報とともに認証組織の認証書(PDF)が公開されます。

ビューローベリタスが選ばれる理由

  • 認定
    ビューローベリタスは、EU域外を含むバイオマス原料・製品やリサイクル原料・製品を対象としたISCC PLUS、EU域内のバイオ燃料市場を対象としたISCC EU、航空業界向けのカーボン・オフセットおよびGHG削減スキームであるISCC CORSIAの認定を受けています。
  • 審査
    世界で発行されたISCC PLUS/EU認証の約10%をビューローベリタスが認証しています。
    また航空業界のCORSIAに適用する燃料条件を満たすISCC CORSIA認証も世界で実績があり、日本でも審査体制を整えています。
    日本のお客様には、日本人審査員による日本語での審査が可能です。
  • 農業生産と循環経済に関する知識
    ビューローベリタスは、農業生産、穀物生産、農業商社、および環境保護分野の専門家です。
  • 持続可能な開発目標分野における経験
    ビューローベリタスは、社会的責任監査や温室効果ガス排出量の報告検証におけるリーディングカンパニーです。農業食品分野では、生産する土地が持続可能な開発に関連するさまざまな問題を持たないことを審査します。
  • ネットワーク
    140ヶ国1,600の拠点
    ビューローベリタス各国が持つノウハウを共有
    お客様が展開する国内外の事業ネットワークをカバー

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決まり次第お知らせします。

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