LBMA
(責任ある貴金属管理)
ビジネスチャレンジ
金や銀などの貴金属のサプライチェーンは、歴史的に見ても複雑で様々な問題を孕んでいます。アフリカでは紛争地の武装組織の資金源になるなど、グローバルでのガバナンスとコンプライアンスの問題に取り組む必要があります。消費者や取引企業もより透明性の高い、倫理的にも責任ある調達を経た貴金属を求めています。企業のリスク管理の要である合法で倫理的な調達の担保が必須です。
LBMA(London Bullion Market Association) とは
LBMAは1987年にイングランド銀行により地金市場のアンブレラ組織として英国のロンドンに設立された、金および銀の市場を代表する業界団体です。市場の管理に留まらず、金と銀の責任ある調達のガイダンスを制定し、監査の管理をしています。LBMAのメンバー企業は130社を超え、日本の企業を含むさまざまなグローバル企業や組織から成ります。一例は田中貴金属工業、Sumitomo Corporation Global Commodities 社やMitsubishi Corporation International 社などです。
ソリューション
責任ある金のガイダンス(Responsible Gold Guidance=RGG)に準拠した監査を受けることにより、企業のリスク管理を一層強固なものにし、社員の意識向上や有効なシステムの構築、顧客要求事項にも合致することを可能にします。ビューローベリタスは、RGG監査の認定を受けた認証機関であり、経験豊富なエキスパート審査員が有効的な監査を実施します。
認証の特徴および取得のメリット
- 日本のみならず、グローバルで通用する認証です。
- マーケットへのアクセスを可能にします。
- 責任ある金・銀の調達を客観的に証明することが可能です。
- 社内のマネジメントシステムとも連動し、社内のコンプライアンスとガバナンスに寄与します。
- 企業のCSR対応や体制の強化。
LBMAガイダンスについて
2021年11月に責任ある金のガイダンス(Responsible Gold Guidance=RGG)の最新版であるv9が発行されました。前版から約3年ほどで改訂になっています。RGGは2010年採択の「OECD:紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス 金に関する補足書」および「OECD金に関する補足書(同2012年)」を基に策定されました。
LBMAの金および銀の英語版ガイダンスはLBMAのウェブサイトから無料でダウンロードできます。規格以外にも責任ある調達の概要や、アプローチの仕方など有益な情報・文書が掲載されています。
LBMA RGGガイダンスのステップ
- マネジメントシステム構築
- サプライチェーンリスクの識別と評価
- 管理戦略の策定と実装
- デューデリジェンスに対して第三者監査の実施
ビューローベリタスが選ばれる理由
- ネットワーク
140ヶ国1,600の拠点 - ビューローベリタス各国が持つノウハウを共有
お客様が展開する国内外の事業ネットワークをカバー - 認証実績
約150,000社の企業に対する認証実績 - ワンストップ審査
各規格の審査の一貫性、最適化、効率化を実現
LBMA~お問い合わせ
ビューローベリタスジャパン株式会社
システム認証事業本部
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