Image
カバー画像(自動車)

自動車メーカー(OEM)規格EMC試験対応

車載部品向けEMC試験の要求には大きく区分けして、ISOやIECなどの公的規格と、各自動車メーカー(以下、OEM)が所有するプライベート規格があります。

公的規格は規格が公開されているため、ラボラトリの所有する試験/計測機器により試験実施可否が設定され、お客様から試験を請け負い、結果を報告します。
OEMが所有するプライベート規格においては、依頼者から試験条件をご提示いただき、ラボラトリはその試験条件に従って試験を行い、結果を報告します。そして、依頼者であるサプライヤーは、ラボラトリから提出された試験結果を自社製品の開発データとして用いて、OEMへの報告に使用することとなります。

一方で、OEMのなかには、OEMが認定したラボラトリにて試験を行った結果を製品の試験結果報告として受け取ることをルールとしている企業(Mazda、Ford、GMなど)があります。
本記事では、ラボラトリはOEMからどのようにラボラトリ認定を受けているのか、また認定を受けたラボラトリはどのように試験を実施し、結果を提供するのかを説明します。

 

ラボラトリ認定を受けるためには

特定のOEMからラボラトリ認定を受けるためには、以下のプロセスをたどることとなります。

  1. OEMが規格を改訂または新設した場合、その規格の認定を受けることをOEMへ表明する
  2. OEMから受領した改訂または新設した規格に対して、ラボラトリとして対応可能な試験項目を選定する
  3. 選定した試験項目に対して、ラボラトリの設備および人員で要求を満足できることを証明するための確認/実証を行う
  4. 確認/実証した結果からファシリティレポートを作成し、OEMに提出する
  5. 必要に応じて、OEMの監査を受ける
  6. OEMにてファシリティレポートや監査結果をもって、ラボラトリの妥当性を判断する
  7. OEMの判定基準を満たした場合は、OEMがラボラトリを認可する
  8. ラボラトリは、お客様の試験を請け負い、報告書を発行することができる

OEMの規格が改訂された場合は、改訂されるたびに上記のプロセスをもって、改訂版のラボラトリ認定を受ける必要があります。つまり、試験を依頼する場合は、要求される改訂版のラボラトリ認定をラボラトリが受けているのかということが重要となります。

 

自動車メーカー(OEM)規格EMC試験のプロセス

以下の表は、サプライヤーがラボラトリに試験を依頼して、ラボラトリが試験結果報告書ご提出するまでのプロセスを示しています。

自動車メーカー(OEM)規格EMC試験のプロセスの説明画像


試験計画書は、サプライヤーとOEMの間で合意したものである必要があり、ラボラトリはこの試験計画書に準拠して試験を行います。
試験計画書に記載されていること以外のことを実施したい場合は、サプライヤーとOEMで協議のうえ改訂/承認した試験計画書に準拠して、ラボラトリの試験を継続することとなります。したがって、試験をスムーズに進めるには、試験計画書を間違いのない状態で発行していただくことが重要です。
なお、試験結果報告書はラボラトリからOEMに直接発行します。

 

ニューモビリティーテクニカルセンターにおけるOEM(Mazda、Ford、GM)のラボラトリ認定状況

ニューモビリティーテクニカルセンターは、2024年8月時点での最新版のラボラトリ認定を受けており、全版のラボラトリ認定試験への対応が可能です。

消費財検査部門 ニューモビリティーテクニカルセンター

 

【お問い合わせ】
ビューローベリタスジャパン(株) 消費財検査部門 ニューモビリティーテクニカルセンター
TEL:0566-79-2501 愛知県安城市根崎町西新切36-1
ウェブサイト
お問い合わせフォーム

【ビューローベリタスのサービス】
EMC試験
EMC試験アドバイザリー