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CCS/CCUSプロジェクトに適用されるISO規格

GX実現に向けた基本方針」が2023年に閣議決定され、2030年までのCCS(Carbon Dioxide Capture and Storage:CO2の分離回収・貯留)/CCUS(Carbone Capture Utilization Storage:二酸化炭素回収・利用・貯留)事業開始に向けた事業環境を整備するため模範となる先進性のあるプロジェクトを支援していく方針が示されています。
参考:経済産業省 日本のCCS事業への本格始動(2023年6月13日)

また、海外のLNG開発プロジェクトと並行したCCS/CCUSプロジェクトの推進や、CO2圧入プラント等の関連設備に対する日本企業の積極的な進出計画が見受けられます。

国内プロジェクトについては、既存の国内法をベースに法体系が整備されつつあるようですが、海外プロジェクトでは既に国際標準化機構によって制定された複数のISO規格が採用・運用されています。

 

ISO27919-1:2018

二酸化炭素の回収―第1部:発電所に統合された燃焼後CO2の回収パフォーマンス・評価方法
Carbon dioxide capture -- Part 1: Performance evaluation methods for post-combustion
CO2 capture integrated with a power plant

ISO27913

ISO27913:2016 二酸化炭素の回収、輸送、地質学的貯蔵—パイプライン輸送システム
Carbon dioxide capture, transportation and geological storage — Pipeline transportation systems

ISO27914

ISO27914:2017 二酸化炭素の回収、輸送、地質学的貯蔵—地質学的貯蔵
Carbon dioxide capture, transportation and geological storage — Geological storage

ISO27928

産業分野回収プラント性能評価方法
Carbon dioxide capture, transportation and geological storage — Performance evaluation methods
for CO2 capture plants connected with CO2 intensive plants

こういった規格関係の整備はヨーロッパを中心としたオペレーターに採用される傾向があり、既に実績のある日系のオペレーター、コントラクター、メーカーにおいても調査・研究を進めることが推奨されます。

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