IBR（Indian Boiler Regulation）2023年版について

インドに輸出されるボイラーおよび配管・付属機器は、IBR（Indian Boiler Regulation1950）の要求事項に適合していなければなりません。IBRは1950年に初版が発行された規格ですが、2年おき（奇数年）に改定されます。また偶数年においても必要な情報はAmendmentが発行されます。
IBR2023年版に関するお問い合わせが増えているため、今回はIBR 2023年最新版と1つ前の2021年版とを比較して変更点をご紹介します。

1. Amendment 2022の追加
   主にインド国内で適用される情報、インド国内受検費用等
2. 以下のリスト追加
   ・Inspection Authority（インド国外におけるIBRの検査機関；ビューローベリタス含む）
   ・Competent Authority（溶接士の認定等ができるInspection Authorityより上位の検査機関；ビューローベリタス含む）
   ・Well Known Firms（IBRで要求される各種材料証明書を必要とされない認定材料メーカー）
3. ボイラーの運転ルールの変更（2011年版から2021年版での変更の再掲載）
4. 2021年版　ボイラー事故対応要領の再掲載

2を除いて、各種テストや検査に関する記載事項の大きな変更はありません。

ビューローベリタスでは、IBRの1日講習など、お客様のご要望に沿った個別講習を実施しておりますので是非お問い合わせください。

産業事業本部　小野 隆照