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ニューヨーク州、PFAS禁止法改正-アパレルとアウトドア用アパレル(過酷なウェットコンディション対応)

2023-04-27

2023年3月24日ニューヨーク州でアパレル製品におけるペルフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル物質(PFAS)の意図的使用を禁ずる法律(S.6291-AとA.7063-A)の修正法案S01322が承認されました。この法律は2022年12月にニューヨーク州環境保全法の修正として承認された際に州知事によって追加の修正があることを告示されていたものです。
当初、本法律は2023年12月31日に施行される予定でしたが、2023年3月24日に承認された修正案によってカリフォルニア州のPFASテキスタイル法(AB1817)と同時に施行されることになりました。

[施行日]

  • アパレル、アウトドア用アパレル(過酷なウェットコンディション対応のものをのぞく)
    2025年1月1日
  • アウトドア用アパレル(過酷なウェットコンディション対応)
    2028年1月1日

この法律に関する規則の発行はこれからですが、ニューヨーク州環境保全局(Department of Environmental Conservation:DEC)の規則採択から1年後、遅くとも2027年1月1日までにはニューヨーク州においてDECが規則で定める基準値以上のPFASを含むアパレル製品を販売することは違法となります。
また、製造業者は、過酷なウェットコンディションに対応するアパレルまたはアウトドア用アパレルが要件に適合していることを、製造業界の権限を与えられた役員が署名した適合証明書を介して保証することができます。

本法における各用語の定義は以下のとおりです。

  • アパレル:
    下着、シャツ、パンツ、スカート、ドレス、オーバーオール、ボディースーツ、ベスト、ダンスウエア、スーツ、サリー、スカーフ、トップス、レギンス、レジャーウエア、フォーマルウエア、アウトドア用アパレル、着ぐるみ、ベビースタイ、おむつを含むがこれらに限定されない通常の着用またはフォーマルな機会を目的とした衣料品。
    ※次のものは含まれない
    個人用保護具を含む、健康または環境の危険から着用者を保護するために着用されるプロのユニフォーム。または過酷なウェットコンディション対応のアウトドア用アパレル。
  • アウトドア用アパレル:
    ハイキング、キャンプ、スキー、登山、サイクリング、釣りなどのアウトドア活動を主な目的とした衣料品。
  • 過酷なウェットコンディション対応のアウトドア用アパレル:
    アウトドアスポーツの専門家向けに設計された極度に長時間使用されるアウトドア用のアパレル製品で、豪雨に長時間さらされたり、長い時間水に浸かったり、雪などで湿った状態になるのを防ぎ、ユーザーの健康と安全を保護するために使用され、一般消費者向けに販売される製品ではない。

本法に関する詳細:
ニューヨーク州議会「ニューヨーク州、PFAS禁止法S01322(アパレルと過酷なウェットコンディション対応のアウトドア用アパレル)」(英語)

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原文記事:
AMENDMENT TO NEW YORK’S LAW PROHIBITING PFAS IN APPAREL AND OUTDOOR APPAREL FOR SEVERE WET CONDITIONS(英語)

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