GSTC認証:サステナブルツーリズムの国際規格
旅行や観光は世界の経済活動の約10%を占めています。この分野は急速に成長しており、国際観光客数は、2030年には約18億人に増加すると予測されています。旅行と観光が地球環境や目的地の地域コミュニティに与える影響はビジネスチャンスが生じるプラス面だけでなく、相応の責任が生じます。
GSTC認証とは
GSTC認証は、観光産業における持続可能な取り組みを評価する認証です。
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(Global Sustainable Tourism Council:GSTC®)が定めた基準に基づき、観光業者やホテル、ツアーオペレーターなどの取り組みを評価します。
| 名称 | 定義 |
|---|---|
| GSTC | 持続可能な観光の推進を目的とした国際的な組織 |
| GSTC規格(スタンダード) | GSTC策定の、持続可能な観光のための国際的な基準 |
| GSTC認証制度 | GSTC基準に基づき、第三者機関が評価・認証する制度 |
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)とは
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会は独立かつ中立の組織で、持続可能な観光におけるベストプラクティス達成に向けて努力している国や地方政府、大手旅行会社、ホテル、ツアーオペレーター、NGO、個人、コミュニティなど、多様なメンバーで構成されています。本部を持たないバーチャルな組織であり、世界6大陸でスタッフとボランティアが活動しています。
GSTC規格(スタンダード)とは
GSTCは、GSTC 規格と呼ばれる「持続可能な旅行と観光」に関する基準を定め、旅行・観光事業者が達成すべき最低要件を示しています。
GSTC規格は、観光の持続可能性に関する共通言語を開発するための世界的な取り組みから生まれました。観光地向けの「GSTC-D」と観光産業向けの「GSTC-I」の2種類の規格があります。
| 基準 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| GSTC-D (Destination) | 公共政策立案者やデスティネーション・マネージャー | 地域向け規格: 自治体や観光協会が管理する「観光地全体」の持続可能性を評価 |
| GSTC-I(Industry) | ホテルやツアーオペレーター | 観光産業界向け規格: ホテルや旅行会社などの「個別の観光事業者」の取り組みを評価 |
2つの基準とも4つの柱に基づき、総合的に評価されます:
- 持続可能な経営
- 社会経済への影響
- 文化への影響
- 環境への影響(資源消費、汚染削減、生物多様性、景観保全)
観光地にはそれぞれ文化、環境、習慣、法律があるため、基準は現地のそれぞれの状況に適応できるように作られており、特定の場所や活動に対する追加基準で補うことができるように設計されています。

GSTCは持続可能な旅行・観光に関する世界共通の基準を策定・管理しており、これがGSTC規格です。
GSTC規格は、ホテル/宿泊施設、ツアーオペレーター/交通事業者、目的地の持続可能な取り組みを評価し認証する認証機関(例:ビューローベリタス)のための基盤となっています。
GSTC認定認証機関(GSTC-Accredited Certification Bodies)は、この規格に基づき評価し、認証します。
適用対象
- ホテル、宿泊施設
- ツアーオペレーター
- 政府、(旅行・観光の)目的地※1
- 観光事業者※1
※1 ビューローベリタスの認定範囲対象外
GSTC認証取得のメリット
- マーケティング力の向上
- 企業評判の向上
- 費用対効果
- 成長市場へのアクセス向上
- 業界の持続可能性基準に準拠
- GSTCウェブサイトの情報による信頼性向上
ビューローベリタスが選ばれる理由
- 認証実績
株式会社JTB、Mandarin Oriental、 Rosewood Hotel Group、Centara Hotel Managementなど - 審査
日本人審査員の登録を準備中(登録後は、日本人審査員による日本語での審査が可能です) - ネットワーク
140ヶ国1,600の拠点、お客様が展開する国内外の事業ネットワークをカバー
ビューローベリタス各国が持つノウハウを共有 - ワンストップ審査
各規格の審査の一貫性、最適化、効率化を実現 - 認証マーク
卓越性、持続可能性、信頼性への取り組みを示す世界的な認証マーク - トレーニング
豊富な経験を持つ講師陣によるトレーニングコース
認証取得にかかる費用
GSTC認証取得にかかる費用は、認証タイプや対象範囲、活動内容、リスク等によって異なります。
お問い合わせください。
認証取得までの流れ
認証に対するビューローベリタスのアプローチは30年以上にわたって確立されており、英国認定機関(UKAS)のグローバルな認定によって支えられています。

- 認証範囲の定義
- 予備審査(オプション):
規格に対する現在の位置づけのギャップ分析と診断 - 初期審査(第 1段階審査):
組織が認証取得の準備が整っていることを確認するための準備審査 - 本審査(第 2 段階審査):
組織のマネジメントシステムの有効性を含む実施状況の評価 - 認証書発行:
2段階の審査後、3年間有効の認証書が発行 - 維持審査:
定期的な要求事項への適合と改善を確認 - 再認証審査(3年後):
マネジメントシステム全体の継続的な適合性と有効性を確認
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フライヤー GSTC認証:サステナブルツーリズムの国際基準
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