5月5日から14日にかけて、MSC 103がリモートで開催されました。主な審議内容は以下のとおりです。
<採択された内容>
SOLAS条約附属書chapters IIおよびIIIの改正(2024年1月1日適用)
- バルク・キャリアおよびタンカー以外の複船倉貨物船において、乾舷甲板より下方の乾貨物倉に対し水面検知器の設置を義務付ける規則II-1/25-1の改正案
- 2万トン以上の貨物船に搭載される救命艇の進水要件においてフリーフォール式救命艇を適用外とする2011 ESP CODEの改正(2023年1月1日適用)
- 二重船側油タンカーの初回更新検査において、板厚計測の実施は疑わしい箇所のみでも十分
FSS Codeの改正(2024年1月1日適用)
- 貨物船および旅客船のキャビンバルコニーに対し個体識別可能な火災探知機を備える場合の故障分離要件
STCW条約の改正(2023年1月1日適用)
- 「高電圧」の定義を追加
LSA CODEの改正(2024年1月1日適用)
- 救命艇の進水要件においてフリーフォール式救命艇を適用外とする
- 救命設備のテストに関する勧告(Res MSC.81(70)においても同様に適用外とする
<承認された内容>
- 固定式CO2消火設備の保守および点検に関するガイドライン(MSC.1/Circ.1318)の改正案
- 船舶のサイバーセキュリティガイドライン第4版の配布を承認
<その他の主な審議内容>
自動運航船へのIMO規則策定
- 既存規制のうち、新たに改正や解釈の整理が必要となるものを特定、今後の作業の優先度を確認
舶用燃料油の使用における安全性
- 引火点要件を満たしていない舶用燃料油を供給するサプライヤーへの対応
- サプライヤーによる燃料油の引火点の申告書をバンカー・デリバリー・ノートへ含める
- 供給された燃料油の引火点の検査結果がSOLAS regulation II-2/4.2.1非適合の可能性を示す場合、記録すべき項目をガイドラインで作成
- 本件に関する行動計画のドラフトを承認(本議事録 Annex 1 参照)サイバーセキュリティ
- IACS推奨事項(Recommendation 166)をサイバーリスク管理ガイドライン(MSC-FAL.1/Circ.3)へ含めるよう要請