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IMO MSC 102(第102回 海洋安全委員会)開催議事録

2020-12-25

11月4-11日にかけて、MSC 102(第102回 海洋安全委員会)がリモート開催されました。主な審議内容は以下のとおりです。

採択された主な内容

  • (MSC.474 (102))SOLAS第II-1章:曳航装置や係留装置の設計やメンテナンスについて新設ガイドラインを適用 /水密性に関わる改正
  • (MSC.429 (98) Rev.1)SOLAS第II-1章:区画と損傷時復原性に関する注釈の改正
  • (Res MSC.475 (102))IGFコード:圧力逃がし装置設置の対象からタンクコファダムを除外 / 燃料準備室に固定式消火装置の要求追加 /燃料タンクの溶接部引張試験に関する項目の改正
  • (Res MSC.476 (102)) IGCコード:貨物タンクやプロセス用圧力容器の溶接部引張試験に関する項目の改正
  • (Res MSC.477 (102)) IMDGコード:第40回改正 (2022年6月1日適用)

承認され、次回MSC103で採択される予定の内容

  • ばら積貨物船とタンカー以外の船舶で、複数の貨物倉を有する貨物船に水面探知器の設置を義務付け
  • 二重船側油タンカーの初回更新検査時の板厚計測対象箇所について(疑わしい箇所のみで十分)
  • 貨物船の水密扉に関する1988国際満載喫水線条約27(13)(a)規則、および関連するIBCコード、IGCコードの改正
  • 貨物船および旅客船のキャビンバルコニーに対し個別識別可能な火災探知機を備える場合の故障分離要件に関するFSSコードの改正
  • フリーフォール救命艇の穏やかな水面における5ノットでの強度試験の免除について SOLAS条約、LSAコードの改正

承認された主なサーキュラー

  • (MSC.1/Circ.1619)IMDGコードの第40回改正を含む危険物を運送する船舶の緊急対応手順(EmS Guide)
  • (MSC.1/Circ.1620)係船設備の設計や選定に関するガイドライン
  • (MSC.1/Circ.1621)係船設備の検査やメンテナンスに関するガイドライン
  • (MSC.1/Circ.1622)メタノールやエタノールを燃料とする船舶の建造に関する暫定ガイドライン
  • (MSC.1/Circ.1623)IGCコードやIGFコードで定められた極低温で使用される材料要件に適合しない代替金属材料の評価や承認に関するガイドライン
  • (MSC.1/Circ.1599/Rev.1)極低温で使用する貨物タンクおよび燃料タンクに高マンガンオーステナイト鋼を採用する場合の設計や構造に関する暫定ガイドラインの改正
  • (MSC.1/Circ.1624)貨物の積付けと固縛に関する安全実施規則(CSSコード)付属書13の適用対象についての改正
  • (MSC.1/Circ.1353/Rev.2)貨物固縛マニュアルの作成についてのガイドラインの改正
  • (MSC.1/Circ.1628)第二世代非損傷時復原性基準の暫定ガイドライン
  • (MSC.1/Circ.1629~1634)救命設備に関する型式試験報告書の改正

承認された主な統一解釈

  • (Circular MSC.1/Circ.1626)IGCコード:溶接、ガス燃料配管の外側のダクト、貨物サンプリング、貨物フィルター、貨物配管用断熱材、バルブの型式テスト要件、他多項目(議事録Page.8参照)
  • (Circular MSC.1/Circ.1627)IMDGコード:“救命設備”の対象を明確化(救命浮環、船首部の救命いかだ、いかだの側に備えたライフジャケット、イマーションスーツは含まない)
  • (MSC.1/Circ.1635)SOLAS条約II-2章:旅客船の“居住区域にある調理器具のない独立したパントリー”の定義の明確化

その他の点も含め、MSC102議事録はこちら