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【共催ウェビナー】拡大するトランジションファイナンスの潮流~日本市場における信頼性確保~(4月20日)
5月31日から6月6日にかけて、MSC 107が開催されました。主な内容は以下のとおりです。
MSC 107議事録はこちらよりダウンロードできます
<採択された内容>
- SOLAS条約の改正
- MSC.530(107):第II-1章3-13規則の新設:揚貨装置およびアンカーハンドリングウインチの安全要件のための規則と関連するガイドラインを新設(2026年1月1日適用開始、既設のものにも適用)
- MSC.531(107):第II-2章および1994年と2000年のHSCコードの改正:ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)を用いた泡消火剤の使用を禁止(2026年1月1日適用開始、既存船にも適用)
- MSC.530(107):第V章19規則の改正:3000GT以上のコンテナ船およびばら積み船に対して電子傾斜計の搭載を義務化(2026年1月1日適用開始、新造船のみ)
- LSAコードおよび試験についての推奨事項の改正
- MSC.533(107):第IV章の改正:完全閉鎖型救命艇の換気要件および関連する試験項目を改正(2029年1月1日以降に船舶に設置される完全閉鎖型救命艇に適用)
- MSC.542(107):イマーションスーツの保温性能試験の際は15分間の時間枠を設け、人体の体温の降下が所定値より大きい場合は試験を中止する
- 潜水装置の安全性に関する規則(2023年潜水コード)の新設
- MSC.546(107):500GT以上の潜水システムを有する船舶に適用(2024年1月1日適用開始)
-既存の潜水システムも、次のSafety Constructionの更新検査または同等の検査で、この規定に基づいてDiving Unitとして認定される
- MSC.546(107):500GT以上の潜水システムを有する船舶に適用(2024年1月1日適用開始)
- IMSBCコードの改正
- MSC.537(107):第07-23改正と関連するガイドラインの改正
- STCW条約の改正
- MSC.538(107)および539(107):船員の証明書に関して従来の紙の証明書に加え電子証明書を導入し、関連するガイドラインを新設(2025年1月1日適用開始)
- CCC(貨物運送小委員会)関連
- MSC.1/Circ.1666:LPG燃料船に関する暫定ガイドライン(2023年6月9日適用開始)
- SDC(船舶設計・建造小委員会)関連
- MSC.188(79)Rev.2:ビルジレベルセンサーによる高さの測定方法を明確にするため、液面検知計の性能基準を改定
- GMDSS
- MSC.1/Circ.1676:VHF無線設備やMFおよびMF/HF無線設備、インマルサットC船舶地球局の搭載期限を2028年1月1日までに延長
- 統一解釈(2023年6月9日適用開始)
- IGCコード
-MSC.1/Circ.1668:LNGバンカリング船のバンカリングマニホールドの配置に関する統一解釈
-MSC.1/Circ.1669:建造過程における用語”Verification and examination”に関する統一解釈 - IGFコード
-MSC.1/Circ.1667:暴露甲板以外に配置される燃料準備室の設計へのタンク接続スペース要件の適用の明確化
-MSC.1/Circ.1670:燃料供給の配管システムにおける二つの独立した安全境界壁の設置について - ISコード(2008年非損傷時復原性基準)
-MSC.1/Circ.1537/Rev.2:海水流入開口についての統一解釈の修正 - SOLAS条約
-MSC.1/Circ.1673:第II-1章1.1.3項 “Ships constructed before 1 January 2024” の対象船についての統一解釈
-MSC.1/Circ.1362/Rev.2:
第II-1章3-8項 曳航係留装置の検証に必要な書類に関する統一解釈
第II-1章13.2.3項 旅客船において水密隔壁や甲板を貫通している熱に敏感な配管システムは、耐火試験後に水密試験を受け、型式承認される必要があることの明確化 - LSAコード
-MSC.1/Circ.1674:救命いかだに搭載される水密電気灯にLEDを使用する場合の要件
-MSC.1/Circ.1276/Rev.1:調理室のレンジからの排気ダクトの防火に関するSOLAS条約第II-2章の統一解釈の改定
-MSC.1/Circ.1557/Rev.1:危険区域に関するSOLAS条約第II-1/45.11項の統一解釈の改定
- IGCコード
<承認されたMSC108で採択予定の内容>
- 燃料油の安全性
- 燃料油のサンプリング方法についてのガイドラインとサーキュラーを承認
- 燃料油の引火点テストの結果と報告に関する統一解釈を承認
- CCC(貨物運送小委員会)関連
- SOLAS条約 第V章 の改正:海上でのコンテナ紛失の報告を義務化(2026年1月1日適用開始)
- Grainコードの改正:復原性要件について積載条件を踏まえて計算するが、その積載条件に“貨物艙開口部まで部分積載され、トリムされていない積載状態”を追加(2026年1月1日適用開始)
- IGFコードの改正:全体的な見直しおよび低引火点燃料に関する検討による改正(CCC 8議事録Annexの改正点一覧を参照)(2026年1月1日適用開始)
- SDC(船舶設計・建造小委員会)関連
- ESPコードの改正:ばら積み船および油タンカーの船体構造の板厚測定に従事するサービスサプライヤーの認証手順において、旗国がサービスサプライヤーを承認または監査する権利を有する
- SOLAS条約II-1章3-4項の改正:タンカーに適用している非常用曳航装置に関する要件を、タンカー以外の2万総トン以上の全船舶へ適用(Safe Return to Port 規則への適合など、非常時に安全に帰港するための予備推進システムを搭載している船舶も含める)
- SSE(船舶設備小委員会)関連
- LSAコードおよび試験についての推奨事項
-大人用ライフジャケットの水中性能試験の際、水中でうつぶせになった人が一定時間内に口および鼻が水面以上になるよう反転すること(2026年1月1日適用開始)
-大型貨物船の救命艇および救助艇の降下速度は、最小降下速度を毎秒1.0m、最大降下速度は従来の毎秒1.3mとする。(2026年1月1日適用開始)
-オンロードリリース機能を持つシングルフォール&フックシステム式の救命艇や救助艇へツインフォール&フックシステム式と同様の安全要件を適用(2026年1月1日適用開始) - SOLAS条約 第II-2章:Ro-Ro旅客船の火災対策として要求事項の改正と追加。(詳細はSSE9 議事録P10-11を参照)(新造船は2026年1月1日、既存船は2028年1月1日適用開始)
- SOLAS条約 第II-2章7.5.5項の改正:貨物船における火災探知警報装置による保護区域の明確化(2026年1月1日適用開始)
- 国際航海する船舶への安全な陸上電力供給についての非強制の暫定ガイドラインを承認
- LSAコードおよび試験についての推奨事項
<その他の協議内容>
- 非強制の目標指向型のMASSコード策定作業部会の中間作業報告と策定スケジュール