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【共催ウェビナー】拡大するトランジションファイナンスの潮流~日本市場における信頼性確保~(4月20日)
11月2日から11日にかけて、MSC 106が開催されました。主な内容は以下のとおりです。
<採択された内容>
- MSC.527(106)およびMSC.521(106):IPコード(洋上作業員運送の安全に関する国際コード)の採択とSOLAS条約XV章を設置(2024年7月1日適用)
- MSC.520(106):燃料油の使用に関する安全性の向上についてSOLAS条約に新しい要求事項を設置(2026年1月1日適用)
-燃料供給前、燃料を輸送する船に対して燃料供給者はその燃料がSOLAS II.-2/4.2.1に適合しており、かつ引火点を測定するための試験方法が記された宣言書を提出しなければならない。
-燃料供給者より発行されるバンカーデリバリーノートには適切な規格(ISO 2719:2016、引火点の測定等)に従った引火点、または引火点が70℃以上で測定された旨の記載を含むこと。
-燃料油が定められた要件を満たさなかった場合、各国はその旨をIMOに報告し、適切な措置を取らなければならない。 - MSC.522(106):GMDSS(海上における遭難および安全に関する世界的な制度)の近代化に伴い、貨物船安全設備証書のForm Eの様式を改正(2026年1月1日適用)
- MSC.523(106)およびMSC.524(106):極低温で使用する貨物タンクおよび燃料タンクに高マンガンオーステナイト鋼の使用を認めるため、IGCコードChapter 6、IGFコードChapter7中の材料に関する要求を示した表を改正。(2026年1月1日適用)
-また、その設計や構造に関して、暫定ガイドライン(MSC.1/Circ.1599/Rev.2)を参照する旨が追加された。 - MSC.525(106):ESPコードの改正:ばら積み船および油タンカーのバラストタンクの塗装状態が“less than GOOD”と評価された場合は年次検査でタンクの検査を実施する(2024年7月1日適用)
- MSC.526(106):IBCコード:第2章2.9項(残存要件):損傷時復原性において、浸水や浸水の拡大について検討する際に考慮すべき水密扉について明確にする(2024年7月1日適用)
- MSC.530(106):ECDISの性能基準の改正(2029年1月1日までに全面的な適用が必要)
<承認された内容>
- LSAコード
-完全閉鎖型救命艇の換気要件についての改正案(他のタイプの救命艇については引き続き検討)
-船舶に搭載する食料や装備の量を決定するために最大救助時間の算出法を導入する、極海を航海する船舶の救命設備・配置に関する改正暫定ガイドライン改正案
-膨張式救命いかだのコーティングされた布素材の試験基準に関する修正
-SOLAS条約、1994年HSCコード、2000年HSCコード:イマ‐ションスーツおよび耐暴露服の証明書に関して設備記録(Form E)の改正 - Fire Safety
-液化ガス運搬船に搭載する固定式ドライケミカル粉末消火設備についてのガイドライン改正案(2023年7月1日適用)
-SOLAS条約、1994年HSCコード、2000年HSCコード:ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)を用いた泡消火剤の使用を禁止(2026年1月1日適用予定、就航船も対象) - SOLAS条約II-1/3-13改正に伴う揚貨装置についてのガイドライン案およびアンカーハンドリングウインチについてのガイドライン案を承認(2026年1月1日適用予定)
- SOLAS条約II-2/9.7.3.1.2の「A」級仕切りを貫通するダクトの防火材およびII-2/9.7.3.2の「B」級隔壁の貫通に関する統一解釈
- 電子傾斜計の搭載を求めるSOLAS条約第5章の改正案
<その他の協議内容>
- 非強制の目標指向型のMASSコードを策定するために作業部会を設立
- LSAコード
-ライフジャケットの水中性能に関する要件について検討する
-SOLAS条約第3章とLSAコードのギャップを取り除き、更に広範囲のリスクを特定するための評価基準の構築作業を開始(完成目標2024年)
-救命艇や救助艇のシングルフォール&フックシステム式に関する改正案 - Fire Safety
-Ro-ro客船の防火について検討部会の作業の進捗を確認
-貨物船における居住区域・業務区域・制御場所の防火構造に関して
-貨物タンカーにおける貨物タンク内への火災の侵入を防ぐための検討を開始 - 既存のアスベスト入りガスケットの使用について