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SafeGuardラベル取得のステップ

2020年8月号で、ビューローベリタスの新サービスのSafeGuard(セーフガード)検証について紹介しましたが、今回はSafeGuardラベル取得のステップについてご説明します。

SAFEGUARDラベル取得のステップ

1. チェックリスト受領

業務契約締結後、ビューローベリタスよりお客様へ、SAFEGUARD検証対象施設の用途に適したチェックリスト(日本語および英語表記)をお送りします。
このチェックリストは、WHO(世界保健機関)、ILO(国際労働機関)のガイドラインなどを基にビューローベリタスの健康・安全・衛生の専門家グループが策定したもので、ホテルで約60項目、ホールで約60項目あり、以下のような項目が含まれています。

  • プロセス
    例:新型コロナウイルス関連の規制/ガイドラインに関する定期的な情報を入手していますか?
  • 衛生と清掃
    例:新型コロナウイルスに対処するための洗浄、消毒、衛生手順が更新されていますか?

  • 例:従業員は防止策について問い合わせいただいた施設利用者に説明できますか?
  • 設備
    例:施設で支払いが行われる場合、銀行カードおよび非接触型支払いが優先され、促進されていますか?

 

2. 検証準備

チェックリストに従い、お客様に準備を行なっていただきます。これまでのケースでは、準備期間は2-4週間程度となっています。

  • 手順書
    例:従業員・施設利用客が感染した場合、除染・洗浄の手順
  • 指示・社内連絡
    例:勤務シフト・執務スペースのレイアウト
  • ポスター掲示板
    例:清掃掲示、手洗い・除菌
  • 評価
    例:洗濯クリーニングの評価・方法の確認
  • 記録
    例:新型コロナウイルスへの対応トレーニング

 

3. 検証実施

準備終了後に、ビューローベリタス監査員が対象施設に伺い、検証を行います。検証所要時間は、施設の用途や規模によって若干の差異はありますが、通常4時間程度です。検証対象には施設責任者や運用担当従業員が含まれ、検証は施設の運用内容がチェックリスト項目に適合しているか否かの書類確認、現場での運用状況の確認、従業員へのインタビューにより行います。

クロージング会議では、監査員からお客様へ施設運用内容がチェックリスト項目全てに適合しているかどうかの説明をします。

 

4. SAFEGUARDラベル取得

監査員による検証の結果、施設の運用内容がチェックリスト項目全てに適合していると確認できれば、通常、検証日から3-5営業日以内にSafeGuardラベルを発行します。

適合していない項目があった場合は、是正いただいた後(是正期間は原則検証日より1週間以内)、全ての項目で適合を確認後にSafeGuardラベルを発行します。

SafeGuardラベルは施設内、自社ウェブサイト、トラベルサイト(検証対象施設がホテルの場合)等に掲示・掲載していただくことが可能です。

なおSafeGuardラベルの有効期限は検証実施日より6か月間となります。延長を希望される場合は、再度検証が必要となります。

 

おわりに

ビューローベリタスは、これまでに104か国3,898施設に対してSafeGuardラベルを発行しています。 この中には世界の高級ブランドショップやラグジュアリーホテルなどが含まれ、国内では10施設(ホテル:6施設、オフィス:2施設、ホール:1施設、マンションギャラリー:1施設)にSafeGuardラベルを発行しました(2021年2月8日時点)。

海外企業、特に欧米企業では民間の第三者機関に検証・認証等を依頼することが一般的です。今回のSafeGuard検証は、新型コロナウイルス拡大に伴って『感染対策が取られているか第三者による検証を希望する』という欧米企業からの要望で実現させたものです。

一方、日本の市場では、第三者検証を要望する声は今もなお少数派ですが、SafeGuard検証取得施設には、ブランド構築として活用、評価していただいております。
ニューノーマル時代に対応する安全・衛生対策の一助として、ビューローベリタスのSafeGuard検証をぜひお役立てください。

システム認証事業本部 カスタマイズドサービス部 細田 泰宏

 


 

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ビューローベリタスジャパン(株) システム認証事業本部 営業部
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