アムステルダム、2022/7/29
Securaは、Dutch Road Approval Authority(E4)のRDWより、正式にテクニカルサービスに認定されました。
RDWのもと、UNECE R155(サイバーセキュリティ)およびR156(ソフトウェアアップデート)規則に沿った車両型式承認評価を実施することが可能です。
2022年7月より、新型車に対してR155およびR156の規則が義務付けされました。現在、新型車を対象地域に上市するすべての車両メーカーは、事前にR155およびR156規則を満たし、必要な型式承認を取得する必要があります。この規則は、EU、英国、オーストラリア、日本、韓国などの市場も対象としています。
UNECE R155-サイバーセキュリティ
UNECE R155(サイバーセキュリティ)規則は、車両およびバックエンドアーキテクチャの重要な要素がサイバー攻撃から保護されていることの保証を目的としています。これは、車両が装備するインターフェース、クラウド/バックエンド接続、内部セキュアストレージ、ユーザー認証、キーレスエントリーなどをカバーするものです。R155規則では、開発段階から始まる車両のライフサイクル全体に対し、リスク評価、試験、検証を含むアプローチが求められています。この規則は車両メーカーに課せられるものですが、自動車部品のサプライヤーにも、自社の製品に対するサイバーセキュリティの担保が求められます。
UNECE R156-ソフトウェアアップデート
R156(ソフトウェアアップデート)規則は、車両メーカーに対して、車両に送信されるソフトウェアアップデートを慎重に管理するよう求めています。ソフトウェアのバージョン管理、互換性、影響、または更新されたインフラのセキュリティなどを考慮し、検証する必要があります。
「UNECEの新しい規則は、より安心・安全な自動車社会の実現に向けた大きな一歩となることでしょう。この規則は、完成車だけでなく、自動車産業の原動力であるサプライチェーン全体を対象としています。Securaは、早い段階からこの規則の重要性を理解し、技術面でのフィードバックや実施方法に関するアドバイスを通しUNECEをサポートしてきました。この度、オランダのRDWより認定されたことで、私たちの自動車関連サービスのポートフォリオが完成しました。」 |
ラズヴァン・ヴェンター(Razvan Venter)、製品セキュリティグループマネージャー
ビューローベリタスのサービス
ビューローベリタスは、UN-R155/156についてテクニカルサービスであるビューローベリタスグループのLCIE Bureau Veritas、Securaと、沖縄のサイバーセキュリティ企業セキュアイノベーションと連携して、車両メーカーのお客様、サプライヤーのお客様向けに以下のサービスを提供しています。
公的監査に向けた準備サポート
- ワークショップ
- 書類準備のアドバイス
- ギャップ分析/事前監査
- 事前試験
- 実装サポート
公的監査(CSMS/SUMS)
公的監査(車両型式)
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SECURA RECOGNIZED TECHNICAL SERVICE (E4) FOR UNECE R155 AND R156 UNDER RDW(原文:英語)はこちら