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コラム「カーボンニュートラルに向けた建築物(非住宅)の建築計画について」
2024年11月7日欧州化学品庁(ECHA:European Chemicals Agency)が(EC)1907/2006 REACH規則の高懸念物質(SVHC:substances of very high concern)候補リストを更新し、新たに1物質を追加しました。この追加により高懸念候補物質は242物質となりました。
背景
新たなSVHC候補物質の追加について関係機関にコメントを求めた結果、加盟国委員会は1物質をSVHC候補物質リストへ追加することで合意しました。したがって、現在リストには合計242の物質が含まれています。
ある物質がSVHC候補リストへ記載されると、製造者、輸入者、サプライヤーはその物質を0.1%を超えて含有する成形品の情報を申告する義務があります。また特定のSVHC物質の総量が年間1トンを超える場合にも、ECHAへ報告することが求められます。
これとは別に、サプライヤーは廃棄物枠組み指令(Waste Framework Directive)にしたがって、SVHCを0.1%を超えて含有する成形品の情報をECHAのSCIPデータベースへ申告する必要があります。
物質名 | CAS No.(EC No.) | 提案理由 |
---|---|---|
Triphenyl phosphate(TPP) | 115-86-6 (204-112-2) | 内分泌かく乱特性 (57条(f)-環境) |
SVHC候補物質リスト(全物質)は下記よりご確認ください。
ECHA:Candidate List of substances of very high concern for Authorisation(英語)