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| 2018年1月15日、欧州化学物質庁(ECHA)は、SVHC(Substance of Very High Concern、高懸念物質)とみなされ、REACH規則(EC)1907/2006の候補リストに新しく追加された7物質を発表しました。 これで、欧州化学物質庁(ECHA)の候補リストには181物質が含まれることになります。 |
EUの加盟国委員会は、追加の可能性のあった8つの新しいSVHCについて関係団体にコメントを求めた後、このうち7つの新物質をECHA候補リストに含めることで合意しました。したがって、現在、リストには合計181物質が含まれています。 さらに、前回リストに加えられたビスフェノールA(BPA)に、環境に重大な影響を及ぼす可能性のある同等の懸念事項「内分泌かく乱物質(第57条(f) – 環境)」が特性として追記されています。
一旦、物質が候補リストに載ると、製品にSVHCが0.1%以上含まれる場合、その製品の生産(製造)者、輸入者または供給者は、情報を提供する義務を負う可能性があります。 特定のSVHCの総量が年間1トンを超える場合は、ECHAへの通知も必要になります。
■ 新しい7つのSVHC(高懸念物質)とBPA(ビスフェノールA)
| 物質名 | CAS登録番号 (EC NO.) | 含まれた理由 | 可能性のある用途 |
|---|---|---|---|
| Chrysene クリセン、ベンゾ[a]フェナントレン | 218-01-9 (205-923-4) | 発がん性(第57条(a)) PBT(第57条(d)) vPvB(第57条(e)) | 通常は意図的に生産されるのではなく、むしろ他の物質の構成成分または不純物として生じます。 |
| Benz[a]anthracene ベンゾ[a]アントラセン | 56-55-3 (200-280-6) | 発がん性(第57条(a)) PBT(第57条(d)) vPvB(第57条(e) | 通常は意図的に生産されるのではなく、むしろ他の物質の構成成分または不純物として生じます。 |
| Cadmium nitrate 硝酸カドミウム | 10325-94-7 (233-710-6) | 発がん性(第57条(a)) 突然変異誘発性(第57条(b)) 反復暴露後の特定の標的器官毒性(第57条(f) - ヒトの健康) | 実験室の化学薬品やガラス、磁器、セラミック製品の製造に使用されます。 |
| Cadmium hydroxide 水酸化カドミウム | 21041-95-2 (244-168-5) | 発がん性(第57条(a)) 突然変異誘発性(第57条(b)) 反復暴露後の特定の標的器官毒性(第57条(f) - ヒトの健康) | 実験室の化学薬品や電気・電子・光学機器の製造に使用されます。 |
| Cadmium carbonate 炭酸カドミウム | 513-78-0 (208-168-9) | 発がん性(第57条(a)) 突然変異誘発性(第57条(b)) 反復暴露後の特定の標的器官毒性(第57条(f) - ヒトの健康) | pH調整剤、水処理製品、実験室用化学品、化粧品、パーソナルケア製品に使用されます。 |
| 1,6,7,8,9,14,15,16,17,17,18,18-Dodecachloropentacyclo [12.2.1.16,9.02,13.05,10]octadeca-7,15-diene (“Dechlorane Plus”TM) [covering any of its individual anti- and syn-isomers or any combination thereof] 1,6,7,8,9,14,15,16,17,17,18,18- ドデカクロロペンタシクロ[12.2.1.16,9.02,13.05,10]オクタデカ-7,15-ジエン("デクロランプラス"TM) [個々のanti-およびsyn-の異性体、またはその組合せを含む] | - | vPvB (第57条(e)) | 接着剤、シーラントおよび結合剤用の非可塑性難燃剤として使用されます。 |
| Reaction products of 1,3,4-thiadiazolidine-2,5-dithione, formaldehyde and 4-heptylphenol, branched and linear (RP-HP) [with ≥0.1% w/w 4-heptylphenol, branched and linear] 1,3,4-チアジアゾリジン-2,5-ジチオン、ホルムアルデヒド、4-ヘプチルフェノール、分岐および直鎖(RP-HP)[0.1wt%以上の4-ヘプチルフェノール、分岐および直鎖]の反応性産物 | - | 内分泌かく乱物質(第57条(f) - 環境) | 潤滑油やグリース中の潤滑油添加剤として使用されます。 |
| 4,4’-isopropylidenediphenol (bisphenol A)※ 4,4’-プロパン-2,2-ジイ ルジフェノール (ビスフェノ-ルA) | 80-05-7 (201-245-8) | 内分泌かく乱物質(第57条(f) - 環境) | ポリカーボネートの製造、エポキシ樹脂用硬化剤、PVC加工用の酸化防止剤、感熱紙の製造に使用されます。 |
※ビスフェノールAは、その生殖毒性と内分泌かく乱性がヒトの健康に影響するとしてすでに従来の候補リストに含まれています。
■ 補足情報:
すべてのECHA候補リスト(英語)
ECHAの発表(英語)