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部材用IBR(Indian Boiler Regulation)証明書について

部材用IBR(Indian Boiler Regulation)証明書について

IBR(Indian Boiler Regulation)は、大きく分けて下記の4項目が対象になります。

  1. Boiler(Shell Type Boilers & Water Tube Boilers)
  2. Tubular and Piping components
  3. Foundry / Forging unit, Pipe and tube
  4. Valves and Mountings

一時はインドの電力需要や発電用ボイラー需要に応えるため、大型ボイラーメーカーやそのサブベンダーにあたる日本のメーカーから多くのお問い合わせがありましたが、ボイラー本体をインド国内で製造する傾向にあることや、脱炭素への対応といった社会的環境から、日本国内でボイラー本体まで製作する動きは下火になったようです。しかし、上記2~4、特に4については今日もなお日本国内メーカーで新規に対応されるケースが見られます。

対象範囲

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IBR対象範囲
  1.  ボイラー(内容積22.75リットルを超えるもの)
  2. 給水管
  3. 蒸気管(3.5 kg/cm2 Gを超える圧力が掛かる部分、または内径254 mmを超える部分)

証明書の種類と要求事項

  1. FormⅢ-A:CERTIFICATE OF MANUFACTURE AND TEST FOR PIPES
    図1の給水管、蒸気管等に使用される証明書
    【要求事項】
    機械試験・耐圧試験・外観寸法検査
  2. FormⅢ-B:CERTIFICATE OF MANUFACTURE AND TEST FOR TUBES
    図1のボイラーチューブ等に使用される証明書
    【要求事項】
    機械試験・耐圧試験外観寸法検査
  3. FormⅢ‐C:CERTIFICATE OF MANUFACTURE AND TEST OF BOILER MOUNTING AND FITTING
    バルブ・フィッティング類に必要な証明書
    【要求事項】
    次の条件をクリアすること。
    a) 材料について下記4.または5.の証明書番号の記載
    b) 図面・強度計算書のレビュー
    c) 耐圧試験・外観寸法検査の実施
  4. FormⅢ-F:CERTIFICATE OF MANUFACTURE AND TEST OF CASTING
    鋳造材料をバルブのBody、Bonnetといった耐圧部に使用する際に必要な証明書
    ※外注・内作いずれの場合も必要です。
    【要求事項】
    機械試験・外観寸法検査
  5. Form Ⅲ-G:CERTIFICATE OF MANUFACTURE AND TEST OF FORGINGS
    鍛造材料をバルブのBody、Bonnetといった耐圧部に使用する際に必要な証明書
    ※外注・内作いずれの場合も必要です。
    【要求事項】
    機械試験・外観寸法検査
  6. FormXII:Record of Welder’s Qualifications/Requalification TESTS (Indian Boiler Regulation, 1950)
    SMAW、GTAWの手溶接について溶接士の認定に必要な証明書
    ※ボイラー本体以外でも必要です。
    【要求事項】
    a) フォームに該当溶接士情報の記載
    b) 溶接の実技試験+筆記試験の実施
    c) 溶接試験片の機械試験を実施し合否を判定すること
  7. FormXIII:QUALIFIED BOILER’S CERTIFICATE ISSUED UNDER THE INDIAN BOILER REGULATION(Indian Boiler Regulation, 1950)
    6.の試験の合格証明書
    【要求事項】
    溶接士のパスポートサイズの写真

産業事業本部 小野 隆照

 

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INDIAN BOILER REGULATION 1950 (IBR) (インド向けボイラーの検査・認証)