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中国市場における家庭用品リコール事例(2022年7月~9月)

中国市場における家庭用品リコール事例(2022年7月~9月)

中国国家市場監督管理総局(SAMR:State Administration for Market Regulation)が、2022年7月から9月の製品リコール情報を公表しました。リコールの対象にはベビーカー、玩具、子ども用家具、子ども用机と椅子、ナイトスタンド、ティーテーブル、文具、キャンドルホルダー、ライター、ハンドバッグ、クリーニングワイプなどが含まれています。

1.子供用車両

● ベビーカー

リコール理由:リスク要因:
・リベットの圧着不良
・第2安全ロックがテスト中に抜け落ちたためフレームに安全上の問題を引き起こす可能性がある
・子どもがベビーカーから転落して怪我をする恐れがある

 

2.玩具

● プラスチック製玩具

リコール理由:リスク要因:
・ビニール袋の厚みが薄すぎる
・穴が開けられておらず、GB 6675.2-2014の規格要求に適合していない
・子どもの顔をビニール袋が覆うと口と鼻をふさいで窒息の原因となる。
・玩具が落ちてバラバラに壊れたときに危険な尖った部分が発生する・鋭利な箇所での怪我の恐れがある。

● ぬいぐるみ

リコール理由:リスク要因:
・3歳未満の子どもには不適切という警告表示がない・小さなパーツによる窒息の恐れがある

 

3.子供用家具

● こども用二段ベッド

リコール理由:リスク要因:
・2階部分のガードレール、ベッドパネル、梯子の寸法がGB 24430.1-2009の規格要求に適合しておらず、接合部にも出っ張りがある
・ホルムアルデヒド放散量も規格要求に適合していない
1.ガードレールとベッドパネル表面との公差が要求を満たしていない。また安全防護ラインのマーキングが恒久的でない。隣り合う部材の隙間が規格要求に適合していないため、指の挟み込みにつながる可能性がある。上段と下段の頭上スペースが不足し、頭部を負傷する恐れがある。
2.接続部に突起があり、子供がネックレスなどを着用していた場合、突起部に引っ掛かり、窒息や窒息の危険がある。
3.ホルムアルデヒドの過剰摂取は有害の恐れがある。

● 子ども用机、椅子セット

リコール理由:リスク要因:
・対象年齢の表示がない
・設置時の警告表示がない
・ホルムアルデヒド放散量が規格要求を満たしていない
・穴の大きさが規格要求を満たしていない
1.対象年齢や警告表示がないと誤使用をまねく恐れがある。
2.過度のホルムアルデヒドは消費者の健康に害を及ぼす。
3.穴に指を挟む危険がある。

● ナイトスタンド

リコール理由:リスク要因:
・重金属が規格基準を超えている・過度の重金属含有は消費者の健康に害を及ぼす。

● 子ども用椅子

リコール理由:リスク要因:
・隙間の大きさ、横転時の安定性などの構造的安全性能がGB 28007-2011に適合していない・挟み込み、切削、転落その他の怪我の恐れがある。

● 子ども用机

リコール理由:リスク要因:
・隙間の大きさが規格要求に適合していない。・危険な隙間による手指の挟み込みの恐れがある。

 

4.家具

● ベッド

リコール理由:リスク要因:
・中国語の取扱説明書がない・中国語の取扱説明書がないことによる誤使用の恐れがある。

● ティーテーブル

リコール理由:リスク要因:
・木製パネルの端にシールがない
・ホルムアルデヒド放散量が基準値を超えている
1.木製パネルのとげやぎざぎざは裂傷の危険がある。
2.過度のホルムアルデヒド放散量は消費者の健康に害を及ぼす。

 

5.文具およびスポーツ用品

● ノート

リコール理由:リスク要因:
・ホッチキス留めに鋭利な部分がある
・紙の輝度が規格要求に適合していない
1.ホッチキスの鋭利な部分は裂傷の恐れがある
2.輝度の高い紙は視力に害を及ぼす。特に小学校児童には有害である。

● ペン

リコール理由:リスク要因:
・ペンキャップの空気穴が規格要求を満たしていない・子どもが誤って飲み込んだ場合に窒息の恐れがある

● 糊

リコール理由:リスク要因:
・ホルムアルデヒド放散量が規格要求を満たしていない・過度のホルムアルデヒド放散量は消費者の健康に害を及ぼす

 

6.その他消費財

● キャンドルホルダー

リコール理由:リスク要因:
・ガラスの強度が規格要求を満たしていない・ガラス強度が不十分な場合、高温または低温あるいは急激な温度変化にともなって破損し、怪我の恐れがある。

● ライター

リコール理由:リスク要因:
・耐熱強度、排出ボリューム、燃焼性能がGB257222010の要求を満たしていない   ・ライター使用中に破裂して火災や怪我の恐れがある

● ハンドバッグ

リコール理由:リスク要因:
・荷重テストの際にバッグ本体が外れたり破れたりした・バッグが重い荷物で破れて危険を及ぼす恐れがある

● 台所用クリーニングワイプ

リコール理由:リスク要因:
・金属腐食性・クリーニングワイプが金属に対して腐食性をもつ。また皮膚に炎症をおこす恐れがある。

 

これらの不適合事例は、中国の査察管が試買検査において指摘したものです。製品の中国法規制について詳しく理解したい方や類似の製品を中国市場で法規制に適合させたい方は、ビューローベリタスへお問い合わせください。 ビューローベリタスは、中国標準に基づく消費財の製品検査を通じて、中国市場における販売・流通をサポートします。

原文:CHINA RECALL OF HARDGOODS PRODUCTS FROM JULY TO SEPTEMBER 2022(英語)
参考:中国製品安全およびリコール情報ネットワーク(中国語)

消費財検査部門 金盛 葉子

 

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