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食品検査

必要検体量とその理由(遺伝子組換え作物(GMO)検査)

2018-02-13

ビューローベリタス食品検査事業部は、農産物や加工食品中の遺伝子組換え体の含有有無の検査を提供しています。
今回は遺伝子組換え検査の必要検体量、検体の調整方法とビューローベリタスの遺伝子組換え作物(GMO)検査の特徴についてご案内します。

1. 未加工品の遺伝子組換え検査必要検体量 

遺伝子組換え作物(GMO)検査の必要検体量は、原則として未加工品2.5kg以上、加工品200g以上とお願いしておりますが、未加工品については、お客様から「どうして2.5kgも必要なのか」「そんなに検体が無いのですが・・・」というお問い合わせをいただくことがあります。
検査自体は検体が数グラムあれば可能ですが、「原則未加工品2.5kg以上」をお願いしているのには理由があります。

2. 検査に使用する検体の調整 

未加工品の遺伝子組換え作物(GMO)検査に使用する検体は、お客様が検査対象とされている農産物をできる限り再現できるよう調整しています。
例えば、未加工の大豆やコーンの場合、受領した検体を全て粉砕し、十分に混合し、均一化したうえで、検査に必要な量の検体を取り出します。具体的には、未加工の大豆2.5kgは大豆約10,000粒に相当しますが、これらをすべて微細な粉状に粉砕すると個々の大豆の粒は何百万という破片となります。ここから検査に使用する1gの検体を採取する際、確実に攪拌し、すべての大豆から平均な割合の断片を含んだ状態にしなければ、お客様が検査対象とされる農産物と同様の検体とはなりません。
どんな量の検体でも検査は可能ですが、上記のような理由で多めにお送りいただいた方が、偏りのない確実な結果を得ることができるのです。

3. ビューローベリタスが提供する遺伝子組換え作物(GMO)検査の特徴 

ビューローベリタスは、世界で初めて遺伝子組換え作物検査の受託分析を開始した米国Genetic ID社と日本で唯一ライセンス契約を結んでいます。Genetic ID法は、検査可能な遺伝子組換え作物(GMO)検査の品種が非常に多いのが最大の特徴です。
また、科学的な分析と生産管理体制の監査を組み合わせた第三者機関による国際的な製品認証プログラム(CERT-ID NON GMO認証)の提供も可能です。
他の検査機関では対応できない検査でも是非お気軽にご相談ください。

引用情報
・Genetic ID Laboratory Procedure Appendix

食品検査事業部 重永 吏子

 


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ビューローベリタスエフイーエーシー(株) 食品検査事業部 横浜分析センター
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