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ドライ・冷凍コンテナ検査

CSC定期検査

International Convention for Safe Containers, 1972(CSC、安全なコンテナに関する国際条約)により、全ての国際輸送用コンテナ(航空輸送専用コンテナを除く)は、プロトタイプ試験に合格後、CSC Plate(安全承認板)が取り付けられますが、運用後にもコンテナのフレームワーク(トップレール、ボトムレール、ヘッダー、シル、コーナーポスト、コーナーキャスティング、アンダーストラクチャー、ロッキングロッド等)およびコンテナ内部の状態に対して定期的な検査が義務付けられています。
折畳み式フラットラックコンテナについては、端枠のロック機能、ヒンジピンについても検査されます。検査に合格したコンテナには検査証書が発行され、CSC Plateに次回検査期限(MM/YY)の刻印もしくはステッカーが貼付されます。

検査期限は以下のとおりです。

  • 新造後最初の検査 :製造日から5年(60ヶ月)
  • 2回目以降の検査 :2.5年(30ヶ月)

※ACEP(Approved Continuous Examination Program)にて運用されているコンテナについても2.5年を超えない範囲での検査が義務付けられていますが、基本的に第三者検査機関の立ち会いは必要ありません。


オンハイヤーサーベイ(On-Hire Survey)

コンテナがリース(賃貸借)契約によって使用される場合に、当該コンテナがIICL(Institute of International Container Lessor)、CW(Cargo Worthy)等の基準を満たしているか、またはリース開始前のコンテナの状態(修理跡、ダメージの状態等)を細かく確認し記録を残します。
オンハイヤーサーベイの目的は、コンテナがオーナーに返却され、オーナーがダメージの状態をチェックし修理見積書を作成する際に、リース前に存在していたダメージとリース中に発生したダメージを判断するためのものであり、修理費用の貸主・借主負担を区別する根拠になります。


オフハイヤーサーベイ(Off-Hire Survey)

上記オンハイヤーサーベイに関連しますが、コンテナがオーナーに返却された際にダメージの状態がチェックされIICL、CW等の基準に従い修理見積書が作成されます。修理見積書の内容が正しいかどうか、または修理費用(Materialの寸法・数量、Man-Hour等)が正当かどうかを第三者の立場で検査します。


ポストリペアサーベイ(Post Repair Survey)

上記オフハイヤーサーベイに関連しますが、コンテナがIICL、CW等の基準を満たし修理見積書通りに修理が完了し、不完全な修理が行われていないか確認を行います。
コンディションサーベイ(Condition Survey)
輸送中や荷役中に発生した事故等によりコンテナが損傷した場合に、コンテナのダメージの状態をCSC、IICL、CW等の基準により検査します。サーベイレポートは修理費用の保険金請求のための資料としても使用されます。


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