欧州委員会はPOPs規制におけるヘキサクロロベンゼンの制限を指定しました

欧州委員会は、2022年11月23日に発行された欧州連合の官報でPOPs規則の修正案（EU）2022/2291を発表しました。

これまでヘキサクロロベンゼン（CAS 118-74-1）は、非意図的な微量汚染物質（UTC）の制限値が無い状態でPOPs規則の付属書Iに記載されていました。

欧州委員会は、殺虫剤、塩素系溶剤、インク、塗膜、塗料およびトナー、木材塗布、繊維塗布やプラスチックを含む、いくつかの物質、混合物、および成形品の不純物としてヘキサクロロベンゼンの存在を確認しました。UTC制限値が指定されていない場合、法的な不確実性が発生します。法的状況を明確にし、法の執行を容易にするために、物質、混合物、および成形品に含まれるヘキサクロロベンゼンの制限が10mg/kgと設定しました。

この規則は2022年12月13日（欧州連合の官報に掲載されてから20日後）に発効しており、すべての加盟国に適用されています。

原文記事：EU SPECIFIES LIMIT FOR HEXACHLOROBENZENE UNDER POP REGULATION（英語）

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