電力、ガス、水道などの社会インフラや石油化学のプラント、機械や自動車などの工場の生産ラインで利用されている制御システム(OT)。こうしたシステムは近年ITシステムやクラウドとの連携でOTが外部に接続する機会が増え、またインターネットに直接接続していなくてもUSBやLAN、Ethernet、定期点検等の端末などを介してOTが間接的にインターネットに接続することでサイバー攻撃の標的となり、実際にOTの被害が頻繁に発生しています。
このOT向けサイバーセキュリティの規格としてISA(国際自動制御学会)とIEC(国際電気標準会議)が開発したのがIEC62443です。当初主眼としていた石油化学・発電所などに加え、鉄道、船舶、エレベータ/エスカレータ、スマートマニュファクチャリング、医療機器、半導体などの業種が業界標準や国際標準で同規格を参照しているほか、BMS(スマートビルディング・スマートシティ)、CTM(塔・トンネル・港などの集中管理)といった分野でも導入が進んでいます。
昨年11月に経済産業省が発表した「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」は、OTのセキュリティに対し実務者レベルだけでなく経営層など意思決定者の積極的な関与を求めるとともに、産業サイバーセキュリティにおける業種共通の代表的な規格としてやはりIEC62443に言及しています。
本セミナーでは、IEC62443を策定した標準化団体、ISA(国際自動制御学会)の Managing Director、Andre Ristaino氏をゲストスピーカーに迎えグローバル市場におけるIEC62443 ISA Secure認証の最新動向と今後の展望をテーマにお話しいただくほか、IEC62443の取り組みと最新動向をご紹介します。
【対象】
下記施設に関与する企業の経営層、管理者、および実務担当者(サイバーセキュリティ、品質保証、法規・認証関連含む)
- 工場、プラント、社会インフラの設備や施設の運営・管理
- 同設備や施設向け、システムインテグレーションおよびシステムメンテナンスのサービス
- 同設備や施設向け産業機器ハードウェア、ソフトウェア製造開発
■開催概要
名 称 |
IEC62443で始める産業サイバーセキュリティ |
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日 時 |
2023年4月21日(金)14:00~16:00 |
会 場 |
オンライン(ライブ配信) |
主 催 |
ビューローベリタスジャパン株式会社 |
(参加費無料/オンライン参加可能/事前登録制)
■テーマ・講演者
「ビューローベリタスジャパン株式会社 会社紹介」
ビューローベリタスジャパン株式会社
消費財検査部門長 武井 忠庸
「IEC62443の概要とビューローベリタスジャパンのサービス」
ビューローベリタスジャパン株式会社
消費財検査部門 スマートワールド事業部 営業担当 小倉 富規子
「IEC62443で始める産業サイバーセキュリティ: 実践と成功事例」(録画)
Bureau Veritas 台湾
Cybersecurity specialist Shangiyh Lin
「グローバル市場におけるIEC62443 ISA SECURE認証の最新動向と今後の展望」(録画)
ISA(国際自動制御学会)
Managing Director Andre Ristaino氏
「本日のウェビナーのまとめ」
ビューローベリタスジャパン株式会社
消費財検査部門長 武井 忠庸
■お問い合わせ
ビューローベリタスジャパン株式会社
消費財検査部門 産業サイバーセキュリティ担当
TEL:045-949-6020 E-mail:eaw.yok@bureauveritas.com
ビューローベリタスについて
ビューローベリタスは、フランスに本社のある世界最大級の試験・検査・認証機関です。1828年の設立以来、品質、健康・安全、環境および社会的責任に関わる法令・規格・規制への適合性順守に対する取り組みを支援し、企業のブランド・資産・事業の継続に貢献してまいりました。
消費財検査部門では電子・電気業界のお客様向けにグローバルなネットワークを活用し、無線機器の試験と認証サービスを提供しているほか、IEC62443をはじめ各種サイバーセキュリティのサービスを展開しております。
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