Business Vision

検査計画書(Inspection & Test Plan)と
検査要領書(Inspection & Test Procedure)の関連性について


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産業設備・機器類の第三者検査をご依頼頂く際に必要な書類として、「検査計画書」と「検査要領書」についてそれぞれ以前の記事で説明しました。今回はこの2図書の関連性及び作成の際の留意点について説明します。

検査計画書及び検査要領書は、検査を行う際の最重要図書の一部です。検査員はそれらに従い検査を行いますので、作成の際は十分注意してください。
作成した内容が自社の考えと異なる場合、合格になるべき製品が不合格となることもあります。


留意事項

-
(1) 検査計画書に挙げる検査項目は製作工程順に記載してください。
例:圧力容器の場合
(a)
(b)
(c)
(d)
(e)
(f)
(g)
(h)
(i)
(j)
(k)

材料確認
開先確認
仮付け検査
溶接検査
溶接部外観検査
非破壊検査
外観・寸法検査
耐圧・気密検査
表面処理・塗装検査
出荷前検査
梱包検査
(2) 検査計画書に挙げた検査項目については、必ずその検査項目毎に検査要領書が必要です。検査要領書も上記検査項目の順番に従い作成してください。
上記例の場合、1) - 11)の各検査項目に対して、それぞれの検査要領書が必要となります。
*検査計画書に挙げた検査項目を1冊の検査要領書にまとめることは問題ありません。
 
(3) 検査計画書または検査要領書のどちらかに必ず、検査の合否判断基準を記載してください。
検査計画書と検査要領書の両図書に合否判断基準を記載することは問題ありませんが、検査計画書と検査要領書の間に合否判断基準が異なる場合が散見されますので注意が必要です。
この場合、検査合否判断をどちらで行うか判りませんので、検査結果が保留となり、検査が終了したにもかかわらず次の製作工程に進めない事態になることもあります。

国際規格または日本規格などを参照する場合は、参照される規格の出版年または改訂番号を検査計画書または検査要領書に明記してください。記載がない場合は最新版を参照して検査を実施します。規格の改訂により検査要求が変わる場合がありますので、注意が必要です。
 
(4) 検査計画書には、検査項目毎にWitness(立会)またはReview(検査記録レビュー)等の記載が必要ですが、立会の場合は必ずFull Witness(全数立会)とRandom Witness(抜取立会)のどちらかを必ず記載して下さい。
単に「Witness(W)」と記載されている場合は基本的にFull Witness(全数立会)と判断されます。
Random Witness (Inspection)の場合は必ず抜き取り率(例:「10%」)を明記してください。
 
(5) 検査計画書を改訂した場合は検査要領書、検査要領書を改訂した場合は検査計画書の改訂が必要かどうかを確認してください。
両方の図書の改訂が必要にもかかわらず、一方の図書のみ改訂されていることが散見されます。
その場合、検査を進めることが出来ない、合否判断が出来ない、という場合があります。  


これらの留意事項をふまえ、検査計画書及び検査要領書を作成してください。


産業事業本部 白坂四郎


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