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産業設備・機器類の第三者検査依頼に必要な書類 その1〜検査計画書


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産業設備・機器類の第三者検査をご依頼頂く際、検査内容を示す検査計画書(Inspection & Test Plan、以下ITP)と検査要領書(Inspection & Test Procedure)、及びそれらに付随する関連図書(図面など)が必要です。
それらが揃っていない場合、検査内容を正しく把握する事ができず、検査に不備が生じる可能性があります。検査をご依頼頂く際は少なくとも1週間前までのご準備をお願いします。

本稿では検査に必要な書類の内、ITPについて説明します。
ITPは検査概要を示す書類です。記載頂く情報は、一般的に以下の項目となります。
●  Activity No. – 各検査項目に附番
●  Description of Activity – 検査項目
●  Applicable Code & Procedure – 適用する規格、検査要領書番号
●  Acceptance Criteria – 検査の合否判断の基準
●  Inspection Party – 検査に参加する会社名と立会項目(Witness)、記録確認項目(Review)などの区分


ITP参考例

-

Activity
No.
Description of Activity(1) Applicable Code & Procedure(2) Acceptance Criteria(3) Inspection Party(4)
Sub- vendor Vendor EPC Purcha ser End- user TPIA
1 Material Inspection
CMTR(Mill Sheet)
ASME Sec. II xxx
Body & Bonnet
ASME Sec. II xxx R R R R R R
2 Visual Dimension
Inspection
Specification
& Drawing
Vendor Procedure & ASME B16.5 FW FW SP SP SP SP
3 Hydrostatic Test Specification
& Drawing
Vendor Procedure & ASME B16.34 FW FW FW FW FW FW
other

R : Record Review
FW : Full Witness(全数立会検査)
SP : Spot Witness(抜取立会検査 - 10%)


(1) Description of Activity

製造、検査の流れに沿って、検査項目を記載します。
例えば、バルブの場合、一般的な検査項目は以下の通りです。
(a) 材料確認(Material Inspection) –部品(本体(Body) やボンネット(Bonnet) 他)の材料証明書(Mill Sheet)の確認
(b) 本体(Body)の耐圧試験
(c) シート漏れ試験
(d) 外観・寸法検査
(e) 作動試験
(f) 塗装検査


(2) Applicable Code / Procedure

それぞれの検査項目で使用する規格、要領書(要領書番号)を記載します。
ビューローベリタスの検査員はこれに基づいた検査を行います。


(3) Acceptance Criteria

合否判断の詳細はITPや検査要領書に記載しても結構ですが、判断基準となる規格、図面番号、要領書番号などを明記して下さい。
この合否判断が明確でないと、検査が終了しても合格と判断されないケースもあり得ます。ご注意下さい。


(4)Inspection Party

検査に参加する会社名と、検査項目ごとの検査内容(記録確認、立会い、など)を記載します。
会社名は一般的に、Sub-vendor、Vendor、EPC、Purchaser、End user、第三者検査機関(Third Party Inspection Agency / 以下TPIA)などが挙げられます。
原則、左からSub-vendor、Vendor、EPC、Purchaser、End user、TPIAの順に記載下さい。
検査項目記載の際には以下の点をご注意下さい。
●  それぞれの参加者の立会検査項目、および記録確認項目を明記
●  立会記録・検査記録の客先への提出の要否も記載
●  立会を行う場合は、全数立会(Full Witness)なのか抜取検査(Spot Witness)なのかも必ず記載
●  抜取検査の場合は、その抜取率(例えば10%)も必ず記載

注意事項
ビューローベリタスがTPIAとして検査に参加する場合、Vendor、EPC、Purchaserなどが合格としていない機器の立会・検査記録確認は行いません。
またEnd Userが合格とした場合でも、TPIAとして例えば法的に定められた規格(IBRやDOSHなど)に基づき検査したケースで、それらの規格の要求に従った検査を行っていない場合や合否判断基準がそれらの規格を満たしていない場合は不合格となります。

次回は、検査要領書(Inspection & Test Procedure)について説明します。


産業事業本部 白坂四郎


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