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食品の放射能測定について


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ビューローベリタス 食品検査事業部は、放射能・放射線試験に関して、試験能力に関する一般要求事項を規定した国際規格であるISO/IEC17025試験所認定を取得しました。

新たに追加された認定範囲
認定取得日 2016/4/19(2016/6/1付I-131拡大認定取得)
認定試験所 横浜分析センター
試験対象品目 一般食品、乳児用食品、牛乳、飲料水
試験対象項目 Cs-134,Cs-137, I-131
試験規格/標準作業手順書 ・食品中の放射性セシウム検査法
 (平成24年3月15日厚生労働省食安発0315第4号別添)
・緊急時における食品の放射能測定マニュアル
 (平成14年3月 厚生労働省)
・SOP:放射能測定標準作業書
 (ゲルマニウム半導体検出器による核種分析法)(SOP-501)
認定機関 公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)


当該認定の取得に伴い、農林水産省ウェブサイトの「国が発行する証明書に関わる放射性物質に関する検査の実施機関」のリストに掲載されました。
輸出食品等に対する放射性物質に関する検査の実施機関について
諸外国に輸出される食品にかかる放射性物質検査機関一覧(平成28年4月22日現在)

食品輸出時等、放射能測定の結果報告書がご入用の際は、お気軽にお問い合わせ下さい。


1.食品中の放射性物質の基準値

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2012年4月、食品中の放射性物質に対して新たな基準値が施行され、一般食品、乳児用食品、飲料水、牛乳に対して、従来よりも低い基準値が設定されました。
厚生労働省は、食品中の放射性物質の暫定規制値を設定し、暫定規制値を超える食品が市場に流通しないように出荷制限等の措置をとってきましたが、より一層の安全と安心を確保するため、事故後の緊急的な対応としてではなく、長期的な観点から設定されています。
新基準では、食品からの被ばく線量の上限が年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに引き下げられ、これをもとに放射性セシウムの基準値が設定されています。


放射性セシウムの基準値 (放射性ストロンチウム、プルトニウム等を含めて設定)
一般食品

100 Bq/kg

年齢や性別等で区分けし、一般食品の摂取量と体格や代謝を考慮した係数を用いて限度値を算出。その結果、最も厳しい値を下回る基準値で設定
乳児用食品

50 Bq/kg

放射線への感受性が高い可能性があるとされる子供への配慮から、一般食品の半分で設定
牛乳

50 Bq/kg

乳児用食品と同じ
飲料水

10 Bq/kg

WHO(世界保健機関)が示している基準を踏まえて設定

各食品区分の範囲について
(1) 乳児用食品



健康増進法(平成14年法律第103号)第26条第1項の規定に基づく特別用途表示食品のうち「乳児用」に適する旨の表示許可をうけたもの
乳児の飲食に供することを目的として販売するもの
消費者が表示内容等により乳児向けの食品であると認識する可能性が高いものを対象とする
(乳児用調整粉乳、乳幼児を対象とした調整粉乳、乳幼児用食品、ベビーフード、乳幼児向け飲料等)

(2) 牛乳

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年厚生省令第52号)の乳および乳飲料
乳飲料は、乳等を主原料とした飲料であり、消費者から牛乳や加工乳等と同類の商品と認識されているものを含む
牛乳、低脂肪乳、加工乳、乳飲料
(乳酸菌飲料、発酵乳、チーズ等は乳製品になるのでこの区分には含まない)

(3) 飲料水

直接飲用する水、調理用に使用する水および水との代替関係が強い飲用茶

(4) 一般食品

上記以外の食品

2.検査の流れ

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(1) サンプリング

液体の試料はそのまま、固体試料はグラインダー等で細切し均一に混和し、測定条件、試料に適した測定容器に空隙ができないように充填。
この時、測定容器への汚染が起こらないようポリエチレン袋を入れて試料を充填。

(2) 測定

ゲルマニウム半導体検出器を用いて食品中の核種を分析。
(写真は、SEIKO EG&G社製 食品・環境放射能測定装置)

(3) 解析

測定結果スペクトルからピーク位置により核種を同定、定量ピークについて計数を放射能に換算、補正計算を行い定量結果を算出。


参考
・輸出食品等に対する放射性物質に関する検査の実施機関について(農林水産省)
・食品中の放射性物質の対策と現状について(厚生労働省)
・食品中の放射性セシウム検査法(平成24年3月15日厚生労働省食安発0315第4号別添)
・緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月 厚生労働省)


食品検査事業部 川田明子


【お問い合わせ】

ビューローベリタスジャパン(株) 食品検査事業部
横浜分析センター TEL:045-949-4664
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