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シンガポール向け圧力容器検査(MOM)に関するQ&A その2


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本稿では、2015年8月号に続いて、東南アジアでのエネルギー資源開発の中心に位置づけられるシンガポールへの輸出産業機器に適用される圧力容器法定検査のMOM(Ministry of Manpower)規格に関して、頻繁に寄せられるご質問とその回答を紹介します。


お問い合わせ例1 既に製造開始された製品に対してMOMを適用したい

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回答:MOMの規定により設計図書審査合格後に製造工程での立会検査が義務付けられていますので、既に製造が開始された製品に対しては、設計図書審査の承認はできません。


お問い合わせ例2 JIS規格での設計・製作は認められますか

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回答:MOMで承認されている規格は原則としてASMEまたはBritish Standard(BSI)のみです。但し、MOM当局に事前申請して当局の承認を得られれば、JIS規格、JIS材での設計・製作も可能です。また、過去の事例では、事前承認には2週間〜1カ月程の時間を要しています。Ministry of Manpowerのウェブサイトよりお問い合わせ下さい。


お問い合わせ例3 書類審査に必要な書類はなんですか

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回答:当該機器(圧力容器)の図面、強度計算書、試験要領書などが必要です。また、実機検査を行うための付随資料としてWelding Procedure Specification, Welding Performance Qualification Record, Calibration Recordなどの溶接書類一式、材料証明書、校正記録なども提出をお願いします。


ビューローベリタスではお問い合わせを頂いた際、以下「MOM事前チェックシート」に基づき初期段階での確認を致します。


製造・物流コスト削減に向け、海外サプライヤーの利用が日常化する中にあって、設計・製造パターンが多様化し、それに伴いMOMに関するお客様のご質問も様々となっています。
これらのご質問に迅速に対応するため、ビューローベリタスの営業担当者はお客様サポートに尽力しています。
お気軽にお問い合わせ下さい。


産業事業本部 高田賢一


ご参考:MOM事前チェックシート
チェック 項目 規格番号/年度 合否 確認日
1 Design Code
ASME以外の場合、MOMの許可を取得済みか
2 Welding Procedure Specification
どの施工法を使用するか
3 Welder Performance Qualification
どの溶接士の格付けを使用するか
4 Non Destructive Examination PT
方法及び判定基準はどれか(資格含む)
5 Non Destructive Examination MT
方法及び判定基準はどれか(資格含む)
6 Non Destructive Examination RT
方法及び判定基準はどれか(資格含む)
7 Non Destructive Examination UT
方法及び判定基準はどれか(資格含む)
8 Mechanical Test
方法及び判定基準はどれか、どこで実施するのか
9 Calibration Record
使用する全ての測定機器の校正記録及びトレーサビリティーの記録があるか
10 検査要領書及び検査項目チェックリストは準備されているか
11 使用材料
材料リスト及び刻印要領はあるか
12 ドキュメントリスト及び試験・検査記録リストは準備されているか
13 設計審査及びドキュメントレビューは完了しているか

【お問い合わせ】
ビューローベリタスジャパン(株) 産業事業本部
横浜 TEL:045-641-4219 FAX:045-641-7992
神戸 TEL:078-322-0232 FAX:078-322-2418

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- ビューローベリタスのサービス:MOM(シンガポール向け圧力容器の検査)

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