シンガポール向け圧力容器検査(MOM)に関するQ&A


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東アジア、アフリカ、オセアニアにならび、東南アジアでのエネルギー資源開発への期待が高まる一方、東南アジア各国における輸入産業機器の規格(規制)遵守意識は、厳格化の傾向が強まっています。そのような背景を受け、シンガポール向け圧力容器の法定検査の基準となるMOM(Ministry of Manpower)規格に関するお問い合わせを頻繁に頂戴するようになりました。本稿では、その中より代表的なご質問を3つ取り上げます。

お問い合わせ例1 MOMの検査対象品となるかどうかがわかりません
回答:シンガポールのMOM当局へご確認下さい。
MOMはPressure Vesse, Steam Boilerを検査対象としていますが、対象製品がPressure Vessel, Steam Boilerに該当するかの判断が難しいというお問い合わせが寄せられます。
ビューローベリタスは、MOMへの準拠を確認するために図書承認、立会検査を実施し、所定の証明書を発行しますが、対象製品がMOMの対象であるか否かという判断を行う立場には無いため、MOM当局へのご確認をお願いしています。

お問い合わせ例2 JIS規格での設計・製作は認められますか
回答:MOMで承認されている規格はASME及びBritish Standard(BSI)のみですが、MOM当局に事前申請を行い承認を得られればJIS規格、JIS材での設計・製作も可能です。過去の事例では、事前承認に2週間〜1カ月程程度を要しています。

お問い合わせ例3 第三国で製造する場合のMOM審査・検査の流れがよくわかりません
回答:以下(1)〜(3)のフローとなります。
(1) 図書審査(製造国)
製造国のMOM認定・ビューローベリタス検査員が、英文図書(強度計算書、図面等)を審査します。
→ 問題があればコメントシートを発行します。お客様はコメント内容を反映し修正した図書を再提出下さい。
→ 問題がなければ、図書にスタンプ、署名を行い、お客様に返送します(図書審査合格)。
(2) 立会検査(製造国)
図書審査合格後、材料確認、Fit-Up、溶接立会、外観寸法検査、耐圧検査等への立会検査と行います。各種立会検査合格後、検査証明書を発行します。
日本国内で設計業務が行われたケースでも、図書審査・立会検査共に製造国に所属するMOM認定・ビューローベリタス検査員による審査・検査を実施した後に、Certificateを発行します。
(3) 最終検査(シンガポール現地)
機器据付後、プラント全体を対象として、シンガポール当局による最終検査の段階へと進みます。この最終検査に合格後、晴れてMOMの取得完了となります。

製造・物流コスト削減に向け、海外サプライヤーの利用が日常化する中にあって、設計・製造パターンが多様化し、それに伴いMOMに関するお客様のご質問も様々となっています。
これらのご質問に迅速に対応するため、ビューローベリタスの営業担当者はお客様サポート強化に向けて取り組んでおります。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
 

産業事業本部 高田賢一

【お問い合わせ】
ビューローベリタスジャパン(株)
 産業事業本部
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