畜産物品種識別DNA検査


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日本認証サービス株式会社は、ビューローベリタスジャパン株式会社のグループ企業として、ご愛顧を頂戴してきましたが、2014年10月1日をもちまして、ビューローベリタスジャパン株式会社の一部門となりました。
より利便性の高いサービスをお届けできるよう一層の努力を重ねて参りますので、今後とも何卒ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


ビューローベリタスジャパン 消費財検査部門 食品検査事業部より、今回は「畜産物DNA識別検査」を紹介します。

1.黒豚識別検査

豚肉がバークシャー種(黒豚)かどうかを識別(遺伝子多型解析)
対応種:バークシャー、大ヨークシャー、ランドレース、メイシャン、デュロック、ハンプシャー


日本で飼育されている豚は、イギリス原産「大ヨークシャー種」、デンマーク原産「ランドレース種」、アメリカ原産の「デュロック種」と「ハンプシャー種」 のいずれかを組み合わせた雑種がほとんどですが、いわゆる「黒豚」といわれるイギリス原産「バークシャー種」は、純粋種として飼育されています。

出典:独立行政法人農畜産業振興機構ウェブサイト:「黒豚表示のあり方の検討結果および黒豚の定義について」(農林水産省)
農林水産省ウェブサイト「黒豚に関する諸制度等について」


「黒豚」という名称は、一種のブランド銘柄としてスーパーマーケットなどで目にする機会が増えましたが、様々な食品の偽装問題が取り上げられる昨今、 黒豚であるかどうかの判別が求められる機会も増加傾向にあります。
ビューローベリタスでは、黒豚以外の品種として、大ヨークシャー、ランドレース、メイシャン、デュロック、ハンプシャーについても豚品種識別への対応が可能です。

2.名古屋コーチン識別検査

愛知県が系統造成した名古屋コーチンの交配などにより生産される名古屋コーチンのDNAタイプと一致するかどうかを検定(生肉限定)

「名古屋コーチン(正式品種名:名古屋種)」は、愛知県特産の鶏の卵肉兼用品種で、純粋種のまま生産・流通している地鶏です。ほとんどの地鶏が在来種と 肥育専用の外国鶏と交配させた交雑鶏であるのに対し、他の鶏と交配させることなく純血のままを保っており、昔ながらの地鶏の味を堪能でき、全国の鶏の 中でも知名度の高いブランド地鶏として多くの人に知られています。

出典:愛知県ウェブサイト「名古屋コーチン」「名古屋コーチンの育種改良/農業総合試験場」


このように高級ブランド地鶏として知られる「名古屋コーチン」ですが、先述の「黒豚」と同様、偽装が発覚したケースがありました。ビューローベリタスでは 愛知県畜産総合センターの種鶏に由来するDNAパターンと一致するかどうかを検定しています(生肉限定)。

なお、地鶏とは、日本で古くから飼育されている在来種の鶏のことで、(日本農林規格に記載されている)在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称です。
日本農林規格(JAS)の「地鶏肉の規格」では、
● 在来種由来血液百分率が50%以上
● 出生の証明(在来種からの系譜、在来種由来血液百分率及びふ化日の証明をいう)
● ふ化日から80日間以上飼育
● 28日齢以降平飼い(1u当たり10羽以下)で飼育
の要件を充たすもの、となります。

出典:農林水産省ウェブサイト「地鶏肉の日本農林規格(HTML)」「地鶏肉の日本農林規格(PDF)」


3.牛個体識別検査

2 検体の牛肉が同一個体のものかどうかを検定(トレーサビリティの検証)
牛と牛肉が同一で あることを確認するため、屠畜後の枝肉と小売店などで販売されている牛肉が同一個体のものかどうかを検定


日本では、食用牛の誕生から牛肉の販売までの生育及び流通過程を、統一された個体識別番号で確認できる「牛肉のトレーサビリティ」が有名で、BSEのまん延防止措置の 的確な実施を図るため「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(牛肉トレーサビリティ法)」が2003年に制定されています。これにより牛の履歴の追跡を可能にし、消費者の安心につなげています。

牛肉のトレーサビリティ制度の概要

(1)

耳標装着
国内で生まれた全ての牛と、生体で輸入された牛に、10桁の個体識別番号が印字された耳標が装着されます。

(2)

届出と牛の生産履歴のデータベース化
酪農家や肉用牛農家などの届出に基づき、個体識別番号によって、その牛の性別や種別(黒毛和種など)に加え、出生からとさつ(と畜・解体処理)までの飼養地などがデータベースに記録されます。

(3)

個体識別番号の表示と取引記録
その牛がとさつされ牛肉となってからは、枝肉、部分肉、精肉と加工され流通していく過程で、その取引に関わる業者などにより、個体識別番号又はロット番号(食肉加工業者などが設定する番号)が表示され、仕入れ・販売の相手などの取引が帳簿に記録・保存されます。

(4)

生産流通履歴の把握
上記(1)から(3)の過程により、国内で飼養された牛については、販売されている精肉(ひき肉・小間切れ・タンやホルモン、加工品などは除きます)などから牛の出生までの遡及と、牛の出生から消費者に提供されるまでの間の追跡(トレース)、すなわち生産流通履歴情報の把握が可能となります。(購入した牛肉に表示されている個体識別番号により、インターネットを通じて牛の生産履歴を調べることが可能)

参考:農林水産省ウェブサイト「牛のトレーサビリティ 2.農林水産省作成資料」


4.ビューローベリタスの畜産物DNA識別検査

検査項目

所要日数
(営業日)

検査料金
(税別)

必要量
(目安)

備考

黒豚識別検査

7〜9

\25,000

10g 以上

豚肉がバークシャー種(黒豚)かどうかを識別(遺伝子多型解析)
対応種:バークシャー、大ヨークシャー、ランドレース、メイシャン、デュロック、ハンプシャー

名古屋コーチン
識別検査

5

\35,000

10g 以上

愛知県畜産総合センターの種鶏に由来するDNAパターンと一致するかどうかを検定
(生肉限定)

牛個体識別検査

5

\25,000
(2 検体)

10g 以上

2 検体の牛肉が同一個体のものかどうかを検定(トレーサビリティの検証)


検査及びご依頼に関する詳細は弊社ウェブサイト「畜産物・魚介類DNA識別検査」をご覧下さい。
この他に、米、農産物(小豆・大豆など)、魚介類のDNA識別検査にも対応しています。ぜひご活用下さい。

消費財検査部門 田村知香子


【お問い合わせ】
ビューローベリタスジャパン株式会社
 消費財検査部門 食品検査事業部 TEL:045-949-4664
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ビューローベリタスのサービス:畜産物・魚介類DNA識別検査


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