三井海洋開発のFSRWP®(浮体式LNG貯蔵再ガス化発電淡水化設備)に対しAiP(設計基本承認)を付与2018/6/1up この度ビューローベリタスは、三井海洋開発株式会社(MODEC)が開発したFSRWP®(Floating Storage Regasification Water-Desalination & Power-Generation:浮体式LNG貯蔵再ガス化発電淡水化設備)に対しAiP(設計基本承認)を付与し、 5月1日、ヒューストン(USA) で開催されたOffshore Technology Conference(OTC)2018の会場にて Mr. Matthieu de-Tugny 船級部門COOから同社宮ア俊郎社長にAiP証書を贈呈致しました。 ![]() FSRWP®(Illustration courtesy of MODEC) ![]() MODEC宮ア社長へAiP証書を贈呈 FSRWP®はLNGの再ガス化に加え、ガスでの発電や海水の淡水化も可能な洋上複合ガス設備であり、電力や生活・工業・農業用水に対する世界的な需要の高まりに対応するコンセプトとして開発されました。
FSRWP®は、活発化するLNGの大陸間取引を受け需要が高まる浮体式受け入れ基地FSRU(Floating, Storage, Regasification Unit: 浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備)の機能を拡充したコンセプトとも言え、本土からの送電線網が整備されていない島しょ部を多く有する国や、電力需要が高く耕作地向けの水が必要な開発途上国などでの需要が見込まれます。 FSRWP®の設計は従来の船級規則に当てはまらないことから、当設備の投入が期待される地域の一つであるアフリカ諸国のネットワークを含む、ビューローベリタスのグローバルプレゼンスを活用し、今回のAiP付与への運びとなりました。 上述のMr. Matthieu de-TugnyはAiP証書贈呈の際に宮ア社長に対し「MODECの革新的アイデアの実現に、これまでの経験により培ってきた専門性を用いてビューローベリタスが貢献できたことを大変嬉しく思います。」との謝辞を述べました。 ビューローベリタスでは、従来の船級としての業務に加え、Hydro-Structure、Risk Management、Digital Transformationなどの各分野における高い専門性を活かして、皆様の新しい事業へのチャレンジに貢献できるよう、テクニカルサポート業務の発展にも力を注いでおります。 ※「FSRWP」「FSR-Power」「FSR-Water」は、三井海洋開発株式会社(MODEC, Inc.)の登録商標です。 三井海洋開発について:三井海洋開発は、FPSO、FSO及びTLP(Tension Leg Platform: 緊張係留式プラットフォーム)と呼ばれる浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造・据付に加え、自ら設備の保有ならびに操業を行なうことにより、石油・ガスの生産サービスを石油会社に一貫して提供する日本で唯一の企業です。世界でも業界における二強に数えられ、これまでに45件を超える浮体式洋上生産設備の建造実績を有し、延べ200年を超える設備操業経験の蓄積を強みとしています。 → FSRWP®についての三井海洋開発ウェブサイトはこちら --->>> 船級業務ご案内・お問い合わせはこちら
|
|
|
© Bureau Veritas Japan