ワシントン州知事、調理器具に含まれる鉛についての法案に署名

ワシントン州知事は、改正ワシントン州法（RCW：REVISED CODE OF WASHINGTON）に新たに70A RCW章として追加されるHB 1551：鉛を含む調理器具についての法案に署名しました。これにより、部品に5ppmを超える鉛が含まれている調理器具は、2026年1月1日以降は州内での製造または販売をすることができなくなります。

法案の概要

• 2026年1月1日以降、鉛を5ppm以上含む調理器具またはその部品を、製造業者は製造、販売、営業、または流通することはできません。また、小売業者または卸売業者も、故意に販売または営業をすることはできません。
• 鉛の入った調理器具を知らずに販売した小売業者や卸売業者は責任を負いません。
• RCW 82.04.040に定義されている個人販売または単独販売、非営利団体により、以前所有していた鉛を含む調理器具やその部品の販売または購入は、この要件から免除されます。
• 2034年12月以降当局は以下の場合、鉛の含有量の上限値を引き下げる可能性があります。
  －調理器具および調理器具部品メーカーが対応可能であった場合、かつ
  －虚弱体質な人々を含む人間の健康を守るために必要と判断された場合
• 同局は、当該要件の実施、管理、強制のため、必要に応じていくつかの規則を採用することがあります。

定義

• 「部品」とは、調理器具とは分かれているパーツが含まれます。フタ、ノブ、ハンドルおよびハンドルを構成するもの、リベット、留め具、バルブ、通気管などが含まれますが、それ以外のパーツ部分も含まれます。
• 「調理器具」とは、料理または食品の保存を目的とした金属製の鍋、フライパン、耐熱皿、炊飯器、圧力鍋、およびその他の容器と装置を意味します。
• 「製造業者」とは、製品を製造、輸入、州内で仕入れたもしくは州外から持ち込んだ製品を流通させる個人、企業、協会、パートナーシップ、法人、政府機関、組織または合弁事業を意味します。
• 「個人または単独販売」とは、関係する種類の資産の販売事業に従事していない個人によって行われる販売を意味します。

法案の詳細は以下のリンクをご参照ください。
CERTIFICATION OF ENROLLMENT：SECOND SUBSTITUTE HOUSE BILL 1551（英語）

原文記事：
WASHINGTON GOVERNOR SIGNS LEAD IN COOKWARE BILL（英語）